勘定系システム刷新、AWSのクラウド上での新システム稼働(ソニー銀行)

2025年5月7日11:30

ソニー銀行は、2025年5月6日、富士通との協業により、ソニー銀行の勘定系システムを刷新し、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウド上に構築した、次世代デジタルバンキングシステムの稼働を開始したと発表した。

ソニー銀行 新勘定系システムの全体像(ソニー銀行)

ソニー銀行は、デジタルバンキングの中核システムを業務単位で提供する、富士通の次期勘定系システム「Fujitsu Core Banking xBank(クロスバンク)」のファーストユーザーとしてともに準備を進めてきた。次世代デジタルバンキングシステムは、AWSのサービスを最大限に活用したクラウドネイティブなアーキテクチャで設計し、ソニー銀行のさまざまな商品・サービス、取引機能をマイクロサービス化して実装することで迅速に新商品・サービスを提供、かつ、既存商品・サービスを柔軟に改良できる、高い「ビジネスアジリティ」を実現しているそうだ。

なお、今回の移行により、先行してクラウド化を進めてきた周辺システムに加え、銀行サービスの提供における最も重要な勘定系システムがAWSのクラウドサービスで稼働することになる。これにより、AWS アジアパシフィック(東京)リージョンおよび(大阪)リージョンの東阪マルチリージョンを活用した高いレジリエンシーを確保し、メインリージョンである東京リージョン被災時においても、早期の復旧が目指せる環境を構築したそうだ。

また、ソニー銀行は、すべてのシステムをオンプレミス(自社所有)で構築していた2012年と比較して、CO2排出量の9割削減を実現したそうだ。

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Finance News Navi編集部

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