コマースデータプラットフォーム「ebisu commerce」提供(インターファクトリー)

2023年8月23日19:47

インターファクトリーは、大規模EC事業者向けの新サービスとしてコマースデータプラットフォーム「ebisu commerce(エビス コマース)」の提供を2023年8月29日より開始すると発表した。

ebisu commerceは、大規模ECサイトの「コマース」と「データ活用」をサポートするコマースデータプラットフォームとなる。商品やサービスをECで販売できるコマースプラットフォームとしての機能と、 ECに必要なデータを収集・分析するデータプラットフォームとしての機能を備えるという。

特徴として、サーバ負荷に応じて、自動的にクラウドサーバの台数を増減させるオートスケール機能と、高アクセス時にシステム全体に負荷がかからないようデータベースを分散させるマイクロサービスアーキテクチャを用いて開発されているため、突発的な大量アクセス時でも運用担当者の作業負荷を発生させることなく、サーバ運営を持続させることが可能だ。

また、注文情報や商品情報、会員情報に関わるログや行動履歴データなど、さまざまなデータはebisu commerceのデータベースに統合・連携される。運用担当者はシステム管理画面から可視化されたデータを基に分析することができ、事業の拡大に向けたマーケティングや広告施策、業務改善といった、次の手となる施策に活用できる。

データプラットフォームとしてマーケティング施策へ活用可能に(インターファクトリー)

さらに、ECサイト運営において情報漏えいなどのセキュリティ事故はECサイトだけでなく、企業にとって致命的なダメージとなり得る。ebisu commerceでは、サイバー攻撃を防ぐWAFシステムやPCI DSSに準拠した決済基盤、ISMS認証に準拠したシステム運用など、システムから運用まで、高いセキュリティ対策を講じているとした。

また、販売方法や運用に合わせて、EC事業者の要望に沿ったカスタマイズ機能を実現することができるという。さらに、現在利用している社内基幹システム・WMSなどの外部システムとも連携可能だ。

そのほか、ebisumartの特長の一つである「ebisumart API」をebisu commerceでも整備。ヘッドレスコマースを実現し、フロントエンドとバックエンドでそれぞれ独立した開発・運用を行うことができる。

加えて、ebisu commerce専用サポートサイトの開設のほか、提案から開発、サイトオープン後の保守まで顧客専任チームによるサポート体制を整えている。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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