体験型ストアb8taが応援購入サービス「Makuake」と協業(b8ta Japan)

2023年9月25日12:00

b8ta Japanは、応援購入サービス「Makuake」を運営するマクアケと2023年9月25日に協業を開始した。「Makuake」でプロジェクトを実施している実行者に「b8ta」店舗へ商品サンプルを出品する機会を提供し、オンラインとオフラインを融合した新たなテストマーケティングの仕組みを創出するそうだ。

オンライン・オフラインを融合した、新しいテストマーケティングの形を創出(b8ta Japan)

b8taは売ることを主目的にしない体験型ストアを運営している。ミッションとして「リテールを通じて人々に“新たな発見”をもたらす(Retail Designed for Discovery.)」を掲げており、有名企業の商品から、スタートアップで生まれたばかりの商品、クラウドファンディング中の商品まで、さまざまな商品やサービスの発見と体験を届けながら、利用者から寄せられた商品やサービスへの反応について定性・定量の両面でフィードバックを取得している。

一方、「Makuake」は新商品や新サービスを生み広げたい事業者と、実行者の新商品や新サービスを応援購入するユーザー(サポーター)をつなげるプラットフォームとなる。これまでに、さまざまな実行者のプロジェクトを支援し、累計3万3,000件を超えるモノやサービスを送り出してきた。

今回、「Makuake」で開始する月600件以上のプロジェクトの一部をb8taに出品いただくことにより、実行者のテストマーケティング支援を強化できるとともに、サポーターが応援購入を検討しているプロジェクトの商品に実際に触れる機会を創出し、より楽しい応援購入の後押しにつながるとしている。さらに、b8taを訪れる人にアタラシイものとの出会いの機会をこれまで以上に提供できると考え、協業を開始する。

今回の協業では、b8taの店舗へ「Makuake」でプロジェクトを実行中の商品を出品することが可能となる。「b8ta Tokyo – Yurakucho」、「b8ta Tokyo – Shibuya」「b8ta Koshigaya Laketown」の計3店舗へ出品が可能で、利用者からのフィードバックを収集する。 従来のb8taのサービスに沿って、インプレッション(商品の前を通り過ぎた人の数)、ディスカバリー(商品の前に5秒以上滞在した人の数)等の定量データと、b8taテスター(店舗スタッフ)が取得したお客様の生の声の定性データを取得可能だ。b8taでは通常、月額制で出品料金が発生するが、「Makuake」の実行者に提供するプランでは、プロジェクトを通して集まった応援購入総額の一部をプロジェクト終了後に支払うモデルを採用する。固定費の負担を抑えることで、リアルな場での出品への挑戦の機会をより多くの実行者に提供する。

なお、b8taの店舗に「Makuake」でプロジェクトを実行中の商品を出品してもらうことで、利用者が実際に手に取って質感やサイズ感、重さなどを確かめることができ、商品のストーリーに触れた上で応援購入できる仕組みを実現できる。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

 

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