「Buyee」などの越境EC支援件数が5,000件を突破(BEENOS)

2023年10月10日23:00

BEENOSおよび子会社が提供するグローバルコマース事業において、海外向け購入サポートサービス「Buyee」や日本の企業が運営する国内向ECサイトに専用タグを設置するだけで越境EC化を叶える「Buyee Connect」、各国の代表的なマーケットプレイスへの出店/出品サポートなどを通じた、国内企業の越境EC支援実績が累計5,000件を突破した。

BEENOSグループは、2008年より海外転送サービス「転送コム」を皮切りに、日本の越境EC黎明期より国内ECの越境販売を支援してきた。日本のECすべてのグローバル化を目指し、言語・決済・物流という海外進出の障壁を一気通貫で解消し、さらに国内企業の課題やニーズに合わせてサービスを拡大し、越境EC購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を運営するほか、海外マーケットプレイスへの出店支援、海外プロモーション支援などを行っている。

国内企業の越境EC支援実績が累計5,000件を突破(BEENOS)

越境EC市場は新型コロナウィルスの拡大による世界的な外出自粛を契機として加速度的に拡大し、2030年までには7兆9,380億USドルの市場規模に達すると予想されている。

こうした市場の拡大に加え、2022年には、円安を海外進出の追い風にしようと越境EC導入への関心が高まった。「EC=グローバル」がスタンダードの状態を加速させるべく2022年6月には「Buyee Connect」の導入・月額費用の無償化を実現。「Buyee Connect」への2022年の問い合わせ数は2100件を超えた。また、2023年からはインバウンドが本格的に再開し、訪日観光客のリピート購入施策としても越境ECへの注目が高まっているそうだ。

「Buyee Connect」導入企業の増加に伴う、「データの分析方法について知りたい」「売上拡大の方法を知りたい」「効果的なSNS運用について知りたい」といった要望の増加に応え、2023年4月からはBuyee Connect利用企業向けに「グローバルコンシェルジュサービス」を開始した。「グローバルコンシェルジュサービス」では、従来のダッシュボード機能提供に加えプロモーション支援や勉強会など8つのメニューを揃え、導入後の売上の拡大やインバウンド向けマーケティング支援のほか、定期的な交流会、学習会等が好評を得ているという。グローバルコンシェルジュサービスの導入件数は従来のダッシュボード機能をアップデートした2022年10月と比較し、開始直後の2023年4月で3.7倍に、9月時点で4.6倍に伸長している。

こうしたBuyee、Buyee Connectによる日本企業の自社ECサイトの越境化に加え、プロモーション支援や、海外マーケットプレイスへの出店支援の需要も高まっており、2023年10月にBEENOSグループによる越境EC支援実績が累計5,000件を突破したそうだ。

Buyeeは2023年6月には2度目の越境ECサービス流通総額No.1を獲得し(※5)、 2023年第3四半期時点の流通総額は前年比で22.8%増加している。2023年9月には自宅以外の受取店での荷物受取ができ、588円から利用できる香港向け配送サービス「Buyee空運香港」を開始するなど、購入のネックとなる送料を下げるだけでなく、現地の習慣に合わせた配送手法による利便性の向上に努めている。言語面では、Buyeeの対応言語を10言語から18言語に拡大した。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

 

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