サツドラのデータ利活用によるDX化を支援(カホエンタープライズ)

2023年12月21日8:40

カホエンタープライズ(福岡県福岡市)は、サツドラホールディングスのグループ会社であるサッポロドラッグストアー(北海道札幌市)のデータ分析基盤の構築支援、およびビジュアル分析プラットフォーム「Tableau」を用いたダッシュボード画面構築から、運用面に関する内製化の支援など、データ利活用に関するDX化の支援を実施したと発表した。

サツドラは、北海道札幌市に支援本部を置くドラッグストアチェーンで、調剤薬局などを含む約200店を北海道を中心に展開している。

サツドラでは、既存で使っている分析システムにてデータ活用や分析に取り組んでいたが、より高いレベルの実装に課題を抱えていた。

将来的にはより高度なレベルでのデータ活用や分析が必要になると考え、同社のグループ会社「グッデイ」におけるデータ利活用をはじめとするDX化の取り組みの実績やノウハウの紹介から、今後のデータ利活用の業務定着を見据えた同社の支援に関する提案を行った。その結果、その提案を採用しもらい、同社によるデータ利活用に関する支援を行うことになった。

具体的には、データ分析基盤(データウェアハウス)の構築として、クラウドデータウェアハウスによる基盤構築やPOS等データの取り込み手法を支援した。

また、Tableauライセンスの導入支援、Tableauを用いたダッシュボード画面の構築支援、Tableauの活用支援(操作トレーニング)を行った。さらに、データ利活用に関する内製化支援として、データ分析基盤に関する技術支援、Tableau操作に関する技術支援を行ったそうだ。

サツドラ各店舗のPOSシステムはグループ会社である「GRIT WORKS」製のクラウドPOSアプリケーションが採用されているため、今回同社にて「GRIT WORKS」製のPOSシステムからのデータをデータ分析基盤(データウェアハウス)へ取り込む(自動連携)対応から、それらのデータを用いてTableauで可視化・分析できる環境を支援している。その上で、POSや各種マスタデータ等、データ分析基盤(データウェアハウス)上に蓄積したデータを用い、売上分析や支払分析、顧客分析等、要件の整理から、Tableauによるダッシュボードの構築を支援したそうだ。

そのほか、サツドラ内でTableauを用いたデータ利活用が定着できるよう、Tableauの操作トレーニングを実施するなど、教育面でも支援を行った。

現在は、サツドラで内製化していけるよう、データ分析基盤の運用・データ管理に関する技術支援や、Tableau操作に関する技術支援(伴走支援)等を行っている。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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