2023年12月28日15:30
売れるネット広告社は、2023年12月26日開催の取締役会において、海外通販への挑戦の先駆けを目的に、売れるネット広告社の100%子会社として「株式会社売れる越境EC社」を設立し、同子会社にて新規事業を開始することを決議したと発表した。
売れるネット広告社は、日本国内におけるD2C(ネット通販)の中でも、潜在層の獲得を目的とした「ツーステップマーケティング」による新規獲得に強みを持ち、化粧品・スキンケア・健康食品・サプリメントの商品カテゴリーを中心に事業を展開してきた。
今回「越境EC」分野に取り組む背景としては、昨今の新型コロナウイルス感染症や円安、インバウンド需要の増大などを背景に、海外に販路を求める事業者が増え続けていることが挙げられる。こうした需要や外部環境の変化に早期に応えるべく、このほど、越境ECをメイン事業とする子会社として売れる越境EC社を設立したそうだ。
売れる越境EC社は、これまで売れるネット広告社が参入していなかった「モール事業(Amazon)」に挑戦するという。さまざまなカテゴリーの商品を取り扱いながら海外販売の土台(仕組み)を作ることで、越境ECに関する“事実ベース”のノウハウを積み上げていき、自社売上の拡大に加え、日頃から売れるネット広告社と取引のあるクライアントへの海外販路の提供を目指す。
具体的には、米国Amazon(ECモール)を活用した越境EC事業からのスタートを検討している。米国Amazonを選定した背景として、米国Amazonが発表した決算によると、2022年度(2022年1-12月)の売上高は前期比9.4%増の「5,139億8,300万ドル」と、今なお躍進を続けていることが挙げられる。同分野での攻略法を見出すことができれば、より多くのクライアントを成功に導くノウハウが提供できると考えたそうだ。
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Finance News Navi編集部
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