「60%」が総額4.6億円の資金調達(シックスティーパーセント)

2024年2月15日16:43

アジアのブランドを集約した越境ファッションEC「60%」を運営するシックスティーパーセントは、既存投資家のKURONEKO Innovation Fund(クロネコイノベーションファンド)をリード投資家とした第三者割当増資および金融機関からのデットファイナンスをあわせ、計4.6億円の資金調達を実施した。累計調達金額は約6.5億円となる。個人投資家の一人として経営者/アーティストであるVERBAL氏も参加。今後同社のアドバイザーとなる。

越境ファッションEC「60%」のKPI(シックスティーパーセント)

「60%」は、現在アジア10カ国から約1,500以上のブランドが出店(2023年12月末時点)。主にアジア各地のローカル、インディーズブランドが中心に出店している。日本では見つける事のできない商品ラインアップに関心を持つZ世代が集まり、利用者の10代~20代の割合は約9割を占めている。

前回の調達ラウンド(2021年4月)から月間のGMVは約5倍以上に伸長。取り扱いブランド数も3倍以上に増加、商品数は10万点を突破し国内最大級のブランド数と商品ラインアップを抱える越境ファッションECへとなったそうだ。今回調達した資金を活用して国内でのさらなる拡大と海外での展開を本格化させていくそうだ。

これまで日本国内のユーザーを中心に展開してきた同社だが、2024年3月にはグローバル版のサイト(英語版)をリリースし、今後は国内外のユーザーに向けた「グローバルマーケットプレイス」としてプロダクトを拡張していく。

越境ECは、物流、言語、決済、カスタマーサービス(CS)など、ブランド単独での展開にはハードルが高くコストもかかる。60%ではこれらの要素をすべて自社で管理する「独自の越境ECソリューション」を構築している。同ソリューションによりブランドは初期コスト、運営コストをかけることなく、契約から最短3日後には世界中の利用者に対して商品の販売を開始できる体制を整えている。

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ペイメントナビ編集部

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