2024年2月27日19:11
ポップアップストアの出店支援プラットフォーム「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」を運営するCOUNTERWORKSは、店舗用トレーラーハウスを提供するR&Iカンパニーリミテッドと、車両として移動可能なトレーラーハウス商品「BIBox Moving ShoP」を、大型小売店など全国の商業施設向けに共同で営業活動することを目的に基本合意を締結したと発表した。
カウンターワークスは、2015年よりポップアップストアを実施するための商業スペースを簡易に検索、利用できるプラットフォーム「SHOPCOUNTER」を展開している。商業施設や路面店、駅ナカ、オフィスビルなどさまざまなスペースを取り扱っており、アフターコロナでのオフライン消費の活性化や、商業不動産の遊休スペースへの活用ニーズの高まりによって、登録スペース数は全国で約2万1,000に拡大している。
一方、R&Iカンパニーリミテッドは、2020年10月よりコンテナモジュール・トレーラーハウスの総合ブランド「BIBox」の提供を開始。北海道札幌エリアを中心に商業施設の駐車場内で、モデルハウス、店舗、オフィス、体験型ショップといったさまざまな用途に対応したスペースの管理・運営実績を持っている。
このような背景を受け、SHOPCOUNTERに登録されるポップアップストア運営に最適な全国各地の出店スペースのデータベースと、R&Iカンパニーリミテッドが提供する「BIBox Moving ShoP」の商品企画力を組み合わせることで、商業施設の中でも特にスーパーマーケットやディスカウントストアなど大型小売店の駐車場スペースにおけるポップアップストア事業の拡大と価値向上に向けて共同で取り組むそうだ。
特徴として、駐車場3台分程度の小スペースに設置できるので、施設内の駐車場などの空きスペースを有効活用できる。また、トレーラーハウス(車両扱い)となるため建築確認の申請が不要で、最短1日での設置が可能だという。トレーラーハウスとしていつでも移動できるようにジャッキ固定で設置されるため、基礎工事といった大がかりな工事なしでスムーズかつスピーディに移設できる。さらに、室内の躯体には建築物としても利用可能なJIS規格のコンテナを採用。高い耐久性を実現するとともにコンテナならではのスタイリッシュな外観となるそうだ。
また、用途に応じた仕様策定および内外装設計を実施するため、店舗や客室など通常の建物利用と同等レベルの高い機能性を発揮するという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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