生成AIをはじめとするイノベーションで日本企業支援へ(日本オラクル)

2024年7月22日14:42

Oracle NetSuiteは、日本企業の財務プロセスの最適化、インサイトの拡充、効率化を支援する一連の新しいプロダクトを発表した。最新のアップデートには、生成AI、経営管理ソリューション、アナリティクス、製造業向け新機能のほか、日本向けのローカライゼーションが含まれる。

  NetSuite Text Enhance:は、日本企業が生成AIを利用して、財務・経理、サプライチェーンとオペレーション、営業・マーケティング、カスタマー・サポートの業務において、コンテキストに沿ってパーソナライズされたコンテンツの作成・改良を行えるよう支援している。「NetSuite Text Enhance」を利用することで、生産性の向上、ヒューマン・エラーの削減、一貫性の向上、ビジネス・プロセスの迅速化が可能になる。

NetSuite Enterprise Performance Management(EPM)は、日本企業が、計画、予算、予測、勘定調整、決算およびレポーティング・プロセスを一元化できるよう支援する。「NetSuite EPM」を利用することで、多数のソースに分散したデータを統合し、事業の可視性を高め、意思決定を強化し、事業を拡大することができるそうだ。詳

NetSuite Analytics Warehouseは。日本企業がさまざまなビジネス・データを統合し、分析、パターンの特定、知見の獲得を速やかに行えるよう支援する。「NetSuite Analytics Warehouse」は、NetSuite用に事前構築されたAI対応のクラウド・データ・ウェアハウスおよびアナリティクス・ソリューションとなる。「NetSuite Analytics Warehouse」を利用することで、データ管理を簡素化し、レポート作成にかかる時間を削減しながら、成長を促進するインサイトを得ることができるそうだ。

NetSuite SuiteSuccess Manufacturing Edition: は、日本の製造企業がビジネス・プロセスの最適化を進め、日本のインボイス制度および税に関する規制に対応し、請求書作成および財務報告に関する国内のビジネス慣行に従えるよう支援する。

NetSuite Connector for Shopify: NetSuiteとShopifyの企業・消費者間(BtoC)電子商取引および販売時点情報管理(POS)のアプリケーション間のデータ転送を自動化することで、日本企業が手作業によるデータ入力を不要にし、損害の大きいエラーを減らして、遅延を防止できるよう支援する。「NetSuite Connector for Shopify」を利用することで、返品や注文のキャンセルをすばやく処理し、注文処理のスピードを向上させ、在庫の可視性を高め、お客様満足度を強化することができるそうだ。

さらに、NetSuite Learning Cloud Support(LCS):は「NetSuite Guided Learning」の組み込み型チュートリアル、「NetSuite MyLearn」オンデマンド学習プラットフォーム、新しい「Explorer Pass」による無料のコンテンツ・ガイドやリファレンス・ガイドといった学習リソースへのアクセスにより、日本企業のNetSuiteの最適化を支援する。オンライン学習リソースとパーソナライズされた学習パスをご利用いただくことで、新機能を迅速に導入し、事業成長に伴う一般的な問題を切り抜け、NetSuiteへの投資からより多くの価値を得ることができるそうだ。

NetSuite Support Community:は、トレーニング・リソースへの直接アクセスおよびNetSuiteのサポート担当者とNetSuiteのフェロー・プロフェッショナルのネットワークを通じて、日本のユーザーにNetSuiteをフルに活用してもらえるよう支援する。「NetSuite Support Community」への無料アクセスを利用してもらうことで、NetSuiteの熟練度を高め、専門家の関与を促進し、NetSuiteへの投資から最大限の利益を得ることができるそうだ。

日本向けローカライゼーションSuiteAppは、日本企業が税、請求書発行制度、財務報告に関する国内規制を遵守できるよう支援する。たとえば、最新のアップデートにより、適格請求書発行制度(インボイス制度)の消費税計算・インボイス発行要件や電子帳簿保存法の電子取引データの保存への準拠が可能になる。NetSuite全体に日本向けローカライゼーションSuiteAppを始め各国用ローカライゼーションSuiteAppを組み込むことで、より少ない労力で、ビジネス・プロセスのスピードと精度を高めることができるという。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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