案内誘導ロボット活用の団体利用者を案内誘導する実証実験(東武タワースカイツリー/KDDI)

2024年8月21日8:10

東武タワースカイツリーとKDDI は、2024年8月19日から9月25日まで、東京スカイツリーにおいて初の案内誘導ロボットを活用した、団体の利用者を案内誘導する実証実験 を実施する。

東京スカイツリー1階 団体フロア ロボットでの案内誘導イメージ(C) TOKYO-SKYTREE
(東武タワースカイツリー/KDDI)

同実証では、東京スカイツリー1階 団体フロアに、自律走行型かつ大型ディスプレイ搭載の案内ロボット1台を配置し、団体の利用者の効率的な案内誘導が可能か検証する。団体の利用者を約80m先の目的地までロボットが案内誘導するそうだ。東京スカイツリーのスタッフに代わり、ディスプレイと音声で案内誘導を行う。日本語のほか、英語に対応しているため、インバウンドの利用者に対しても案内誘導が可能だという。

国内では2030年にサービス業を中心に644万人の労働力が不足すると推定されている。東京スカイツリーにおいては、今回の案内誘導をはじめとした各種業務について、省力化や省人化による効率的な業務体制を目指している。KDDIは2024年5月から、利用者の事業成長・社会課題解決へ貢献するため、AI時代の新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX (ワコンクロス)」を始動した。WAKONX Smart Cityを通じて、人口減少や労働力不足などの社会解決を目指しており、同実証の企画設計および推進を行うことによって得られた知見をもとに、スマートシティにおけるロボットの活用を推進していく。

なお、同実証では、LGエレクトロニクス製「LG CLOi GuideBot (エルジー クロイ ガイドボット)」を使用する。

東京スカイツリー では、同実証実験を踏まえ、省力化や省人化による効率的な業務体制を目指す手法の1つとして、引き続き検討を進めていく。KDDIでは2025年3月に開設するTAKANAWA GATEWAY CITYでの活用を皮切りに、ロボット同士の協調制御、エレベーターやフラッパーゲートなど建物設備との連携を可能とするロボットプラットフォームを展開し、サービスロボットをさらに高度化させることで、社会課題の解決を目指すという。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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