アンテナショップでAIカメラを活用し行動分析の実証実験を開始(ギフトパッド)

2024年9月20日15:00

ギフトパッドは、JR大阪駅直結の新商業施設「KITTE大阪」2Fで運営するアンテナショップ「Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~」にて、AIカメラを活用した店内の行動分析の実証実験を開始した。

「Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~」でAIカメラを活用し行動分析の実証実験(ギフトパッド)

「Giftpad space~日本の魅力をつむぐ~」、地域経済の活性化を目指し、日本のあの町この街をデジタルでつなぐ場として、店内の区画を “日本のいいもの”を持つ企業や自治体に貸しているという。

ギフトパッドはこれまでeギフトやデジタル地域通貨アプリなどのWEB上のデータを通して、利用実績や顧客アンケートなどの情報を利用の企業や自治体に提供してきた。同アンテナショップでは、AIカメラを活用して、来店客の属性情報や店内の区画ごとの行動を分析することで、今後の販売促進施策や商品の品揃え、ユーザーエクスペリエンス向上に活用してもらう施策の第一弾として取り組みを開始する。

これまでの状況として、店舗内の行動分析(2024年8月1日~8月31日の1カ月)の結果、店舗正面の区画を例にあげると、“検出”数(商品に1秒程度顔を向けた顧客)の性別割合は女性が60%であったが、“立寄り”数(1m以内に接近し商品を見た)の割合は女性が84%となり、正面の区画に陳列していた商品の女性ニーズが高いと考えられる。一方で、別のファッション小物を並べた区画では、30代や40代の男性の立寄り数が半数以上を占めるなど、立寄り数の割合から性別によるニーズを的確に把握することが可能だとした。

今後は、POSの販売実績データや店舗に直接もらった顧客の声を組み合わせフィードバックすることにより、出店者の今後の商品開発や販売促進に活かしてもらえるよう、同アンテナショップの提供価値向上を目指す。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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