2024年12月11日10:42
楽天グループは、運営するフリマアプリの「楽天ラクマ」において、台湾・全家便利商店股份有限公司が運営する「全家便利商店」(台湾ファミリーマート)のアプリ内で台湾・PChome Onlineグループの比比昂が提供しているユーザー向け購入代行サービス「比比昂日貨二手精品」を通じて、リユース事業者が出店する「ラクマ公式ショップ」のリユースブランド品・ファッションアイテムの出品連携を2024年12月10日に開始した。
比比昂が運営する「Bibian」は、台湾在住のユーザー向けに世界中のECプラットフォームなどから商品の購入代行を行う台湾市場における主要な越境EC事業者の1つで、2024年6月、「台湾ファミリーマート」アプリにおいて日本の商品が購入できる「比比昂日貨」を開始した。このほど、「比比昂日貨」のサービスとして日本のリユース品を取り扱う「比比昂日貨二手精品」が同アプリ内で新たに開始されたことに伴い、「楽天ラクマ」は「ラクマ公式ショップ」のリユース商品を連携開始した。「比比昂日貨」のユーザーは30~40代女性が最も多く、ブランド品などのファッションへの人気が高いことから、同取り組みでは、「ラクマ公式ショップ」のファッションカテゴリ(レディース、メンズ)の商品を出品連携する。
「台湾ファミリーマート」アプリは会員数1,800万人に上り、既存ユーザーにおいては、新たにアプリダウンロードなどの必要なく、簡易に「比比昂日貨二手精品」を利用できる。通常、海外購入代行では購入時に決済を行ったのち、代行手数料や国際送料の決済を分けて行うスキームが一般的だが、同取り組みでは、国際送料を含めた料金が一度だけの決済ですべて完了できるため、台湾におけるECでの買い物と同じようにシンプルな流れで利用することが可能だという。
なお、「楽天ラクマ」では、2022年よりリユース事業者が「楽天ラクマ」に出店できる「ラクマ公式ショップ」を提供している。近年は、「ラクマ公式ショップ」の海外購入代行においても、特にファッションカテゴリで顕著に成長しており、昨年実績に比べて約1.9倍の伸びとなっている。
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ペイメントナビ編集部
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