配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」導入を全拠点に拡大(ASKUL LOGIST/Hacobu)

2025年1月9日8:42

ASKUL LOGISTとHacobuは、ASKUL LOGISTが配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」の導入を全拠点に拡大すると発表した。ASKUL LOGISTは、同取り組みにより、全国15カ所の物流センターにおける輸送業務の効率化を実現するとともに、2025年4月施行の改正貨物自動車運送事業法で義務化される「実運送体制管理簿」への対応を進めていく。

2024年5月に公布された改正貨物自動車運送事業法により、2025年4月から元請事業者には実運送事業者の名称や請負階層、配送する貨物の内容や区間などを記載した「実運送体制管理簿」の作成が義務付けられる。この法改正は、物流における多重下請け構造を解消し、実運送事業者が適正な運賃を受け取ることができる健全な取引環境の実現を目指すものだ。

MOVO Vistaによる実運送体制管理簿の運用(ASKUL LOGIST/Hacobu)

ASKUL LOGISTは全国15カ所の物流センターを拠点とし、月間数千件の輸送依頼を取り扱う物流事業者として、以前より配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」を活用した業務のデジタル化を推進し、これにより輸送管理業務の工数を75%以上削減したという。

MOVO Vistaは、2024年2月22日に「実運送体制管理簿」出力機能を実装しており、同機能によって配送案件の依頼情報から実運送体制管理簿を簡易に出力することが可能となった。

ASKUL LOGISTでは、すでに導入している西日本輸送管理センターに加え、2025年1月より東日本輸送管理センターにもMOVO Vistaの導入を開始する。これにより全国15カ所の物流センターにおいて、車両受発注、発注書作成等の機能により、輸送管理業務の効率化、法令遵守を実現するという。さらにMOVO Vistaの「実運送体制管理簿出力機能」を活用することで、今回の法改正への対応をスムーズに進めることが可能となった。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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