2021年8月24日9:57
首都圏の子どもや若者の社会教育活動に取り組む認定特定非営利活動法人夢職人は、デジタル地域通貨事業を展開するフィノバレーと連携し、コロナ禍の経済的な事情を抱える子育て家庭を支援する「Table for Kids」(子どもの「食」応援クーポン事業)に取り組んでいる。
同事業では、経済的な事情を抱える子育て家庭に対して、協力加盟店の所定のメニューや商品で利用できる無料のデジタルクーポン(ポイント形式)を提供し、地域のお店と連携した「食」の支援を行っている。
デジタルクーポンは、フィノバレーのデジタル地域通貨プラットフォームシステム「MoneyEasy」をベースに開発・運用され、スマートフォンのQRコード決済アプリとして利用可能だ。
「Table for Kids」が提供する子どもの「食」応援クーポンの利用回数が2021年8月17日に1,000回を超え、これまでに概算で3,000食以上を提供したという。
「Table for Kids」(子どもの「食」応援クーポン事業)は、新型コロナウィルスが感染拡大する中、経済的な事情を抱える子育て家庭への支援を目的として、東京都江東区を中心に2020年12月22日より支援を開始した。これまでにのべ63家庭の支援を行ってきた。
「Table for Kids」は、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言が繰り返され、子ども食堂等での食の提供が難しい中でも、継続的な支援を行うことができる。協力加盟店の営業時間内であれば、家庭のライフスタイルに合わせた形で利用でき、子どもや親の好みやアレルギーなどにも配慮することができる。支援開始から約8カ月間で1,000回の利用は、コロナ禍における有効的な支援方法の1つであることを示したとしている。
なお、子どもの「食」応援クーポンは、「Table for Kids」の協力加盟店となっている飲食店、弁当・惣菜店、精米店の所定のメニューで利用することができ、現在、江東区、墨田区、中央区の28店舗となっており、順次、協力加盟店のネットワークの拡大に取り組んでいる。
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ペイメントナビ編集部
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