学校給食費の公会計化の実証実験で学校で約80%、教育委員会約40%削減(NTTファイナンス)

2021年9月9日7:30

NTTファイナンスは、立川市と2021年5月に締結した「学校給食費の公会計化に向けた徴収・管理業務の効率化に関する実証実験」の実施に係る協定に基づき、NTTファイナンスが提供するクラウド型の決済ソリューション「楽々クラウド決済サービス」を活用した実証実験を5月17日~6月30日行い、学校給食費の公会計化に向けた有効性を検証した。実施場所は、立川市教育委員会(立川市学校給食共同調理場)となる。

業務時間削減効果の検証(NTTファイナンス)

業務時間削減効果の検証では、公会計制度への移行及び楽々クラウド決済サービスを利用することによって、各学校での給食費に関する事務で約80%、教育委員会の事務で約40%の削減効果が得られる見込みだという。なお、徴収するのは学校給食費のみで、その他の学校徴収金は対象に含まない。

業務フローの設計では、公会計化を進めるにあたり、現状の業務フロー把握と公会計化時の業務フロー設計が重要という共通認識のもと、それぞれの業務フローを作成、公会計化に向けて業務設計の基礎を固めることができたという。

 教育委員会のパソコンからLGWAN接続により楽々クラウド決済サービスへ直接アクセスを実施。ログインから一連の動作検証を実施し、スムーズに利用できることを確認した。学校給食費の徴収においては、生徒・保護者の個人情報を取り扱うことから、高度なセキュリティを維持した行政専用のネットワークから接続することで、セキュリティ面において有効なツールとなるそうだ。

なお、「楽々クラウド決済サービス」は、自治体の情報セキュリティポリシー及びLGWAN環境に応じて、『インターネット接続タイプ』または『LGWAN接続タイプ』から選択できる。

NTTファイナンスは、今回の実証実験結果を踏まえ、セキュアなLGWAN環境での楽々クラウド決済サービスの導入と活用の展開を支援していくそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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