2013年5月7日13:31
国際クレジットカードブランド運営主体であるジェーシービー(JCB)の海外業務を行うジェーシービー・ インターナショナルは、インドネシアにて業務を行う子会社、PT.JCB International Indonesiaを主体者として、2013年5月7日、インドネシアの大手国営商業銀行であるバンク・ ヌガラ・インドネシア(Bank Negara Indonesia:BNI)と、JCBカードの発行業務および加盟店業務について提携したと発表した。
BNIは10月から、同行と契約のある加盟店約4万店にて順次JCBカードの取り扱いを開始し、同年12月までに、経済成長により拡大中の富裕層を対象としたプラチナ券種のJCBカード発行を開始する予定だ。
BNIは、1946年にインドネシア政府が設立した同国初の銀行で、全国に約1,600の支店と約8,000台のATMネットワークを展開している。クレジットカード市場においても、発行枚数が約170万枚、加盟店数が約4万店と、国内最大手の1つである。今回の提携は、豊富な人口や経済成長により、今後、カード市場が大きく拡大する潜在性が高いインドネシアで、BNIの広範かつ強固なネットワークを通じて会員数と加盟店数を増強したいJCBと、多様化する顧客ニーズやライフスタイルに対応し、サービスを拡充したいBNIの思いが一致し実現したという。なお、JCBにとってBNIは、インドネシアにおける初の国営銀行のパートナーとなる。
JCBは、1983年にインドネシア大手銀行のバンク・セントラル・アジア(Bank Central Asia:BCA)と、1999年にバンク・インターナショナル・インドネシア(Bank International Indonesia:BII)とJCBカードの加盟店業務について提携した。現地消費者向けのカード発行については、1996年にBCA、1999年にはBIIがJCBカードの発行を開始。2012年6月からは、BIIを通じて インドネシアではJCB初となるプラチナクレジットカードを発行している。