2015年7月29日17:54
国際ペイメントブランド運営主体であるジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナルは、2015年7月29日に、モンゴルの中央銀行であるBank of Mongolia(BOM)と、BOMが主体となって運営する同国内のカード決済ネットワークへの接続に関して合意したと発表した。
今回の提携により、同決済ネットワーク傘下の銀行(BOMメンバー銀行)においてJCBカードの発行が可能となる。 BOMメンバー銀行により、2015年3月末時点で約150万枚の「T-card」(同国内決済専用カード)が発行されている。今回の提携により、2016年前半から同国内の「T-card」加盟店および世界のJCB加盟店で利用できる「T-card/JCBクレジットカード」「T-card/JCBデビットカード」が、各BOMメンバー銀行より順次発行開始となる予定だ。
なお、JCBは2013年5月にBOMと大手商業銀行のTrade and Development Bank of Mongolia(TDBM)と提携しており、同国内のほぼすべての加盟店とATMでJCBカードの利用が可能となっている。 経済成長が著しいモンゴルは、近年ビジネス・観光目的で海外渡航が増加しており、2013年には約135万人が日本、中国、韓国、ロシアへ渡航しているという。今回の提携は、会員基盤を拡大したいJCBと、国際ブランドとの提携によりモンゴル国外での「T-card」の利便性を向上したいBOMとの狙いが合致し、実現したという。