2020年11月27日6:40
一般社団法人スマートワレット協会は、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.、ジェーシービー、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、Mastercardの国際カードブランド4社(50音順)と電通が、同協会に主会員として参加を決定したと発表した。
同協会は、クレジットカード/デビットカード/プリペイドカードに搭載された国際標準規格準拠の非接触IC(NFC)によるタッチ決済(コンタクトレス決済)とその他のサービス利用の同時処理を可能にし、日々の生活でストレスなく使える「スマートワレット」の仕様標準化を目的に今年6月に設立したという。
今回参加する主会員5社は、同協会の運営方針や活動計画を定めるステアリングコミッティのメンバーに就任。また準備が整い次第、ID認証、ワレット運用、トークン利用、実証実験検討に関する各ワーキンググループを立ち上げ、デバイスとサービス間の相互運用性の確保やサービス及びデータの利活用についてオープンに議論する。カード発行事業者、家電及び決済機器メーカー、ICチップベンダー、エンターテインメント事業者、移動体通信事業者などにも参加を募り、2021年1月から具体的な標準化検討を進めていく、。
新型コロナウイルス感染拡大後、一般生活者に加え店舗関係者からも衛生面の観点から非接触ICによる決済への期待が高まっている。スマートワレットは、例えばスマートフォンでタッチ決済(コンタクトレス決済)するだけでポイントの付与を同時にできるようにして物理的なポイントカードを不要にするなど、決済だけにとどまらない購買行動全体の利便性向上と店舗における業務負担軽減を目指すとしている。
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ペイメントナビ編集部
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