2012年3月6日8:14
公益社団法人日本フィランソロピー協会とアメリカン・エキスプレス財団は、2012年3月1日~3月3日まで、NPOの若手社員を対象とした宿泊型研修プログラム「アメリカン・エキスプレス・アカデミー2012~NPO次世代リーダー育成プログラム」を開催した。
NPO対象の同アカデミーは、将来の組織運営を担うNPO・NGOの次世代リーダーを対象に、リーダーシップに関する理論と実践を集中的に学ぶことにより、社会にイノベーションを創出し、持続可能な活動を運営できる人材の育成を目指している。
同アカデミーは、2009年から毎年開催しているが、4回目となる今回は、24人の研修生の約3分の1を東北地方の枠にあて、被災地での新しい街づくりや社会基盤の整備を担う人材育成をサポートした。
今回は、震災後1年というタイミングでもあり、復興を意識した内容となった。講演、グループワーク、フィールドワークなどを通しリーダーシップ力の向上を目指し、全体のカリキュラムを監修した一橋大学イノベーション研究センター長 米倉誠一郎教授による基調講座「創発的破壊」と「率先垂範のリーダーシップ」、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.加盟店事業部門 副社長 斉藤満里氏とアメリカン・エキスプレス・ジャパン 人事部 マネージャー 白石善久氏による「アメリカン・エキスプレスが考えるリーダーシップ」、日本マイクロソフト テクニカルソリューションエバンジェリスト 西脇資哲氏による「ビジネスリーダーとしてのIT活用術」、陸前高田で事業再建に取り組む八木澤商店代表取締役社長 河野通洋氏による「新しい形のリーダー論」、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 個人事業部門 新規カード営業/企画 副社長 山中秀樹氏による「バナナの売り方、カードの売り方」などの講義が行われた。
また、ホームレスによって販売される雑誌「ビッグイシュー」の販売体験ワークや研修生による企業への企画プレゼンテーションも実施した。