2023年9月20日17:00
Finatextは、SaaS型デジタル保険システム「Inspire(インスパイア)」において、新たにBIツールの提供を2023年内に開始すると発表した。デジタル保険のために設計されたデータベースを最大限に活かした機能の提供を通して、保険業界のデータ活用を支援するという。
オンライン上で提供される商品・サービスに保険商品を組み込み、1つの商品・サービスとして提供する組込型保険(エンベデッド・インシュアランス)の事例が登場するなど、国内でもInsurTech(インシュアテック)による保険のデジタル化が進んでいるという。
Finatextが提供する「Inspire」は、さまざまな保険商品をウェブサービスやスマートフォンアプリなどに簡易に組み込んで販売できるクラウドサービスだ。契約や保険金に関する顧客接点に加え、保険会社や代理店の業務オペレーションも含めて保険ビジネスの各プロセスをデジタル化できるそうだ。商品・契約管理データベースとして、従来のRDBとドキュメント型データを組み合わせた独自のシステムを構築しており、さまざまな保険商品に対応可能な柔軟性と拡張性の高さが特徴だという。2020年9月の提供開始以来、平均2日に1回というリリースサイクルで機能追加やUIUXの改善を重ね、2023年6月時点で9社19件の保険商品で導入されている。
また今後、データ分析を支援するツールとして、SlackやZendeskといった外部SaaSとの連携機能の提供や、レポーティング機能の強化も予定している。
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ペイメントナビ編集部
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