「サステナブルな由布市観光プロジェクト推進協議会」設立(大分銀行/由布市)

2023年10月31日9:20

大分銀行と大分県由布市は、「地域創造連携協力に関する協定」の取り組みの一環として、地域の持続可能性向上に向けた取り組み「地域ビジョン」を協働で開始すると発表した。あわせて、「地域ビジョン」を地域一体となった取り組みとするため「サステナブルな由布市観光プロジェクト推進協議会」を設立した。

なお、大分銀行は2016年2月16日に地域社会の維持・発展を目的として、由布市と包括的な連携協力協定を締結している。

「地域ビジョン」は、地域活性化や地域産業振興など地域の課題解決・地域の持続的な成長に向けて、大分銀行が各自治体・団体・企業等と連携してその実現を目指すものだ。大分銀行は、地域の個人・法人が想い描くゴール(ありたい姿)の実現に向けて、地域において影響力が高い産業等への取り組みを強化していく。なお、同取り組みは、順次大分県内全域に展開を行う予定だという。

具体的な内容として、大分銀行小野屋支店・挾間支店行員および湯布院支店行員による、利用者へのアンケート実施やデータ活用により明らかとなる‶資金循環の実態・課題”を地域(推進協議会)で情報共有・課題共有し、個社・地域内連携での解決策を模索する。また、温泉・雄大な自然という地域資源を最大限活用した“顧客体験価値の向上”、ICT・DXを活用した“顧客利便性の向上”、‶顧客への認知度向上”を企画する。これらを通じて、‶地産地消”や‶事業領域の拡大・新事業への参入(第二創業)・新産業創出”など、地域の持続可能性向上に寄与する取り組みを地域と連携して実践・支援していく。

なお、同推進協議会では各構成員による「部会」を設け、部会ごとに「地域ビジョン」の活動・取り組みを具体的に実践していく。部会の活動状況共有や課題解決策に向けた決議事項について、「推進協議会」を定期的に開催し「サステナブルな由布市観光」実現に向けた事業の実現を図るそうだ。

大分銀行では、地域経済に直接的に関与する地域金融機関としての強みを活かし、由布市の事業者や生活者の経済的な側面における実態把握、および地域循環の実態把握と分析を行い、地域と連携して課題解決の取り組みを実践・支援する。由布市は、市の主要産業である「観光関連産業」のサプライチェーンにおいて、湯布院・庄内・挾間の連携強化・地産地消の実現に向けた取り組みにおける課題を、同プロジェクトによる実態把握や分析結果をもとに明確化し、地域の事業者や各関連団体と連携して解決に取り組むことで、サステナブルな由布市観光を実現するという。

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