合弁事業としてスタートアップ向け融資「UPSIDER BLUE DREAM Fund」運営(UPSIDER/みずほFG)

2023年11月13日8:00

UPSIDERとみずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は、 スタートアップのサステナブルな成長に資する新たな金融サービスの開発と提供を行うことに合意し、みずほFG傘下の投資専門会社であるみずほイノベーション・フロンティア(MHIF)を通じ、UPSIDERの子会社であるUPSIDER Capitalに出資し、合弁事業としてUPSIDER Capitalを運営会社とするスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」の運営を行っていくことを決定した。

「UPSIDER BLUE DREAM Fund」を運営(UPESIDER/みずほFG)

同合弁事業における第一弾として設立するファンドは、グロースステージのスタートアップ向けに、これまでにないデット調達環境を提供することを目的としている。なお、同ファンドへは、みずほ銀行および、UPSIDERがLP出資者として総額100億円の出資を行う。

UPSIDERは、2020年9月にリリースした法人カード事業において、スタートアップを始めとした成長企業の挑戦を応援し、独自のAI与信モデルを通じ、累計5,000億円の与信枠を提供してきた。一方、みずほFGは、新しい技術や事業へ挑戦する企業を、事業・金融の両面からサポートするためさまざまな取り組みを進めている。

UPSIDERのテクノロジーを活用した新たな与信モデル、みずほFGの永年培ってきた融資ノウハウ・金融ソリューション等を融合することによる可能性と、両社の挑戦者を支える新たな金融サービスの開発・提供を行っていくことに合意した。

同ファンドは、UPSIDERが培ってきたAI与信の技術を活用し、スタートアップの中でも特にグロースステージにあり、飛躍的な成長が見込まれる利用者を中心に最大10億円の融資を行っていく方針だ。また、事業展開が早いスタートアップに対して、テクノロジーを活用し最短1週間での与信判断・資金供給等、新たなお客さま体験の提供を目指すという。

同合弁事業を通じ、グロースステージのスタートアップに限らず、より幅広い顧客に同様のデット調達環境を提供していく予定だという。また、同合弁事業の理念に共感する国内外の投資家から資金を募るオープンなプラットフォームを目指す。

この記事の著者

paymentnavilogo1

ペイメントナビ編集部

カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト

関連記事

ファイナンスニュース最新情報

ペイメントニュース最新情報

PAGE TOP