2011年4月20日6:48
インターネット上でポイントを使ったマーケティングを行う主要21社からなる日本インターネットポイント協議会(JIPC)は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被害者の支援を行うため、ECナビやDNPソーシャルリンクなど、JIPC加盟企業15社において、各社のポイントで募金することができるポイント募金を実施した。ポイント募金は、保有するポイントの中からユーザーが任意のポイント数を募金することができ、ポイント募金開始直後から多くのポイントが募金されたという。2011年3月31日時点で、JIPC加盟企業15社に集まったポイント募金の総額約1億260万円は、日本赤十字社などを通じ、被災地に送られる。
JIPCでは、消費者・サービス参加企業・広告主の満足度向上に寄与するため、個人情報の保護や会員の不正問題など6つのワーキンググループに分かれ、情報交換と情報発信を行っている。近年のポイントサービスの定着化にともない問題となってきている会員の不正に関しては、ガイドラインを作成し、不正行為の定義付けを行うとともに、会員に向けた啓蒙活動や厳正なる対処策の構築、システム面の強化などを実施している。