2024年2月15日16:47
SBI新生銀行は、エージェント・インシュアランス・グループとの間で、同行子会社のファイナンシャル・ジャパンの全株式を、エージェント・インシュアランス・グループに譲渡する基本合意書を2024年2月14日締結したと発表した。
ファイナンシャル・ジャパンは 2019 年 5 月に同行の連結子会社となって以降、「保険を中心とした総合的な金融コンサルティングサービス企業」となることを目指し保険代理店として成長してきた。
現在、保険業界では、保険代理店数が減少し、一部の保険代理店の大型化が急速に進んでいるなど、業界再編が進んでいる。加えて、金融規制の厳格化を踏まえて、保険代理店には、保険会社から質の高い業務運営が求められるようになっている。
エージェント・インシュアランス・グループはこうした環境変化の中で国内保険コンサルティングセールスや保険代理店支援プラットフォーム、海外保険ブローカー事業を展開している。ファイナンシャル・ジャパンが、エージェント・インシュランス・グループと一つのグループとして事業を展開することにより、保険会社からの高い要求水準を満たしつつ、保険業界における確固たる地位を築くことが可能になると共に、グループ内でシナジーを追求することで、企業価値のさらなる向上にもつながると考え、本件合意書の締結に至った。
なお、同行が2022年11月25日にSBIファイナンシャルサービシーズ株式会社との間で締結した株式譲渡契約は、今回の合意書の締結に先立ち、双方の合意のうえ解約している。
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Finance News Navi編集部
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