ホテルコンコルド浜松 ホテル内売店で無人決済店舗(遠鉄観光開発)

2024年2月27日17:45

遠鉄観光開発は、運営する「ホテルコンコルド浜松」内に、TOUCH TO GO(TTG)が開発した無人決済システム「TTG-SENSE MICRO」を導入した売店「CONCORDE GO」を2024年2月29日にオープンすると発表した。なお、東海地方のホテルにおいて、無人決済システムの導入は初の事例となるそうだ。今回の「TTG-SENSE MICRO」導入およ設置は、グローリーとの協業により実現したという。

東海地方のホテルで初の無人決済店舗が稼働(遠鉄観光開発)

今回の無人決済システムの導入は、近年社会問題となっている観光業における人手不足の解決や、ホテルの利便性およびCS向上を目指した取り組みだという。同ホテルでは、有人運営していた売店をコロナウィルスの感染拡大に伴う利用者減により休業していたが、直近では観光需要が回復。利用シーンもビジネスに加えレジャー比率が増加し、館内で飲食、土産品を購入したいという要望が強まっていた。このような背景を踏まえ、無人決済システムにより省人化を実現することで「ホテル内売店」を復活させ、リニューアルオープンする運びとなった。

TTGの無人決済システムは、店内に複数設置したカメラやセンサーを使い、利用者の動きと手に取った商品をリアルタイムに認識する。利用者が決済エリアに立つと購入商品や会計金額がレジ画面に自動で表示される。商品バーコードをスキャンする手間がなく、スピーディーに会計を済ませることが可能だという。また、会員登録や専用アプリが不要で、レジの画面表示は多言語(日英中韓)に対応しているため、幅広い顧客に利用してもらえるとした。一方運営者にとっては、レジ業務を自動化することでオペレーション負荷を軽減し、スタッフの業務を効率化することが可能だ。

さらに今回、同システムを活用することで、人材確保の観点からこれまで困難であった店舗の長時間営業も実現する。地元遠州地域の特色ある飲食物などの土産品のほか、長期滞在顧客向けの日用品なども販売するそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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