2023年3月7日18:20
ACSiON(アクシオン)は、同社が開発・サービス提供しているeKYC/オンライン本人認証「proost(プルースト)」上に蓄積された運転免許証データおよび本人確認業務を通じて、運転免許証を構成するさまざまな要素を元に1万4,400パターンから成る偽造免許証の識別アルゴリズムを開発したと発表した。「proost(プルースト)」の本人確認業務において、このアルゴリズムの利用を順次開始している。
運転免許証は、発行する各都道府県の公安委員会により表記等に差異があり、すべての特徴を定量化することが難しい本人確認書類だ。そのため、真贋判定が難しいケースがあり、偽造免許証を使用した不正口座開設等の犯罪が社会的な課題となっている。
アクシオンは以前より「proost」内で本人確認業務を行っており、運転免許証を構成する文字や顔画像等から偽造免許証を識別するノウハウを蓄積していたそうだ。今回、そのノウハウを元に偽造免許証の識別アルゴリズムを開発し、「proost(プルースト)」の本人確認業務において利用を開始した。今後さらに、連携サービスとしての提供や、他の本人確認書類への応用を検討しているという。
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Finance News Navi編集部
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