2024年4月23日10:30
LINEヤフーのグループ会社である、PayPay保険サービス、ZフィナンシャルとPayPayは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」内の「PayPayほけん」ミニアプリで「熱中症お見舞い金」の提供を2024年4月22日より再開した。
同保険は、熱中症リスクに特化した保険業界初の保険商品として、一昨年および昨年4月から10月にかけて提供した保険商品だ。同保険に加入したユーザーが、保険期間中に日射または熱射により障害を被り、病院などで医師により点滴治療を受けた場合、治療保険金が支払われる。
また、治療を目的として2日(1泊2日)以上の入院をした場合には、入院保険金が支払われる。加入期間は「月額型」「期間選択型」から選択でき、「月額型」を選択した場合は1カ月200円(「リピート割」適用の場合は190円)、1日から加入できる「期間選択型」を選択した場合は1日100円から加入できる。
なお、「期間選択型」は、午前9時までに申し込むと、当日午前10時から保障を開始できる。また、加入者は本人の申し込みに加えて、家族全員分まとめて申し込むことも選択できるという。
これまでの加入件数のうち、約半数は申込者の子どもや配偶者、親など家族のための契約で、申込者本人のための加入だけでなく、子どもの部活動に備えたり、遠方に住む高齢の家族のために加入したりするケースも多くみられるそうだ。
近年、夏期の猛暑日の増加とともに熱中症患者が増加している。総務省の発表によると、2023年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送人員の累計は9万1,467人で、2008年の調査開始以降、2番目に多い搬送人員だった。また、前年比で2万438人の増加となった。2021年から2023年にかけて、救急搬送人員が毎年2万人以上増加している。
なお、気象庁の発表によると、2024年の夏(6月~8月)は、地球温暖化や春まで続くエルニーニョ現象の影響で、気温が全国的に高いことが予想されており、全国すべての地域において平均気温が高いとされているそうだ。
そこで、PayPay保険サービスは、ユーザーが熱中症に備えられるよう、同保険の提供を再開する。さらに、昨年の加入者には「リピート割」を実施し、対象のユーザーは「月額型」を選択して加入すると、10円の割引が適用される。
なお、「PayPayほけん」ミニアプリは、サービス開始から2年4カ月で累計加入件数が320万件を突破している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト