東北銀行と業務提携、カーボンクレジットや非化石証書提供へ(Carbon EX)

2024年8月22日11:06

Carbon EXは、東北銀行(岩手県盛岡市)と業務提携した。同社が運営する、世界の幅広いクレジットを取り扱うカーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」におけるカーボンクレジットや非化石証書の提供を通じて、企業の環境貢献活動を支援するそうだ。

政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、脱炭素への動きはグローバルに加速している。企業は脱炭素経営を進めるうえで、温室効果ガスの排出量そのものをできるだけ削減し、削減できない量は吸収や除去などによって実質ゼロにする必要がある。温室効果ガス排出量を削減する手段には、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの徹底などがあるが、国内総エネルギー消費の60%強を占める企業が、温室効果ガスをゼロにすることは難易度が高い状況となっている。

カーボンクレジットや非化石証書の提供を通じて、東北地方における企業の環境貢献活動を支援(Carbon EX)

同社は、「ネットゼロに向けた新たな産業を創出する」企業として、世界の幅広いクレジットを取り扱うカーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」を運営している。「Carbon EX」は、信頼性の高い、国内外のさまざまなカーボンクレジットを24時間、365日閲覧・購入可能で、クレジット創出や購買支援も一気通貫してサポートするという。現在、バイヤー企業とセラー企業の登録社実績数が1,300社を超え、国内外のカーボンクレジットの供給可能な取り扱い数量が約500万トンに及ぶなど、カーボンクレジットの取引プラットフォームの提供を通じて、グローバルに企業の脱炭素経営を推進しているそうだ。

「Carbon EX」が、東北銀行と業務提供を実施することで、東北地方における企業のカーボンクレジットの活用機会拡大が見込めるという。

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ペイメントナビ編集部

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