POSデータを起点に業種横断型の課題解決を行う新会社「ジャイナミクス」設立(東芝テック)

2024年10月3日11:22

東芝テックは、「バリューチェーンの全領域でデータの繋がった世界を目指す」というコンセプトのもと、2024年10月1日に「ジャイナミクス株式会社」を設立した。

昨今、小売業界ではDXを活用した人手不足の解消や廃棄ロスの削減、最適な販売価格による収益改善などのニーズが高まっているが、これらのニーズに対応するためにはPOSデータに加え、物流や生産など、さまざまなデータを収集・分析する必要がある。しかし、多くのデータを集めて解析するには、時間とコストがかかり、多くのIT技術者も必要だという。

今回設立したジャイナミクスは、POSデータを中心に他のデータも統合したデータ利活用基盤を構築する。生成AIを活用することでデータ欠損や不足を補い、仮説検証しながらより質の高いデータを誰もが分析しやすい状態で提供し、経験だけに頼らない店舗のデータドリブンな意思決定を支援するそうだ。またプロモーション最適化ソリューションの提供や顧客のマーケティング活動も支援することで、小売業をはじめ、業種を拡大して現場の課題解決を目指す。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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