2024年11月7日15:53
三井住友フィナンシャルグループ(SMBC グループ)、MS&AD インシュアランスグループの三井住友海上火災保険、サイリーグホールディングス(サイリーグ HD)は、サイバーセキュリティ事業を行う合弁会社の設立を目指し、基本合意書を締結した。
近年、日本国内におけるサイバー攻撃の被害は増加傾向にあり、業種・会社規模を問わず被害が発生している。その被害規模から大きく報道で取り上げられる事例も頻発しており、攻撃を受けた企業は自社事業を継続できなくなる等の直接的な被害を受けるのみにとどまらず、取引先等の第三者への被害波及等を通じて、自社の業績や信用、ブランドそのものにも非常に大きな被害を受けることとなる。こうしたサイバーセキュリティリスクは経営の重要課題である一方、その対策には高度な専門性や知見が必要とされるため、経営層と専門部署の間での前提知識や対策に関する認識齟齬が生じやすい実態がある。その結果、企業・組織として目指すべき必要な対策が実行されづらい状況にあります。そのため、特に中堅・中小企業を中心に、こうした経営層と専門部署の双方の意見をつなぎ、企業・組織として適切なサイバーセキュリティ対策を実現するための支援が必要とされている。
今回、SMBC グループ、三井住友海上およびサイリーグ HD は、SMBC グループが培ってきた顧客とのリレーション、三井住友海上およびサイリーグ HD のサイバーセキュリティに関する高度な技術力やノウハウを組み合わせることで、日本企業全体のサイバーセキュリティ対策の強化を推進するべく、合弁会社の設立を検討することで合意したそうだ。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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