2024年11月18日7:15
吉野家、出前館、パナソニック ホールディングス(パナソニックHD)は、神奈川県藤沢市で吉野家のメニューを自動搬送ロボットで住宅まで配送するフードデリバリーサービス実証を2024年11月15日~21日まで実施している。同実証では、Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(以下、Fujisawa SST)内の全住宅を対象に、出前館のアプリで注文された吉野家 湘南新道辻堂店のメニューをパナソニックHDの自動搬送ロボット「ハコボ」を用いて配送している。
同実証では、吉野家、出前館、パナソニックHDの3社で、今後深刻化が予測される配達員の人手不足の解消に向けて、自動搬送ロボットを活用したフードデリバリーサービスの実証を行っている。
同実証を通じて、サービス運用の実現性や顧客の体験価値などを検証し、配送業務におけるロボット活用を進めることで、人手不足の解消や雇用創出などの社会課題の解決を目指す。
具体的に、出前館のアプリ上で吉野家 湘南新道辻堂店の対象メニューを注文、決済を完了し、パナソニックHDの自動搬送ロボット「ハコボ」が公道を自動走行して配送する。吉野家 湘南新道辻堂店からFujisawa SST入口までは、保安員が随行する。また、ロボット1台を運用し、主にサービスの実現性や顧客の体験価値の検証を実施する。
各社の役割として、吉野家が注文商品の準備、商品関連のオペレーション、出前館が注文/決済システムの提供、パナソニックHDが自動搬送ロボット「ハコボ」および管理・遠隔システムの提供、および自動搬送ロボット「ハコボ」関連のオペレーションとなる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト