駐車場空き状況をリアルタイムで可視化、益子陶器市の混雑緩和(バカン/益子町観光協会)

2024年12月16日16:35

バカンと益子町観光協会は、栃木県益子町で開催された益子陶器市において、会場周辺の駐車場空き状況をリアルタイムで配信し、春と秋の陶器市の合計14日間で200万PVを記録し、混雑緩和につながったと発表した。

VACANでの情報配信の仕組み(バカン)

益子陶器市は、栃木県益子町で毎年春と秋に開催される陶器市で、毎回数十万人が訪れるイベントだ。しかし、例年会期中のほとんどの日で渋滞が発生し、駐車場周辺の道路は、1km進むのに2時間以上かかるほど混雑するケースもあり来場者にとって大きな課題となっていた。

この課題を解決し、来場者の満足度をより高めるため、益子町観光協会は、2024年4月の春の陶器市より混雑状況可視化サービス「VACAN」を導入し、主な駐車場の空き状況の一元管理が可能となった。このことから、今まであまり活用がすすんでいなかった郊外の駐車場の活用が進み、混雑の分散が実現したそうだ。

同サービスは、導入後、春の10日間で120万PV、秋の4日間で84万PVの合計200万PVを記録し、今回の秋の陶器市では、1日で40万PVを記録した日もあったという。また、行ったアンケート調査の結果、春の陶器市では、同取り組みを知っているとの回答が40%に対し、今回は過半数以上の約70%が知っていると回答し、約80%もの人が同サービスに満足していると回答した。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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