「セイムス」が「Wolt」と提携し都内17店舗で即時配達サービスを開始(富士薬品)

2025年2月4日8:16

複合型医薬品企業の富士薬品は、Wolt Japanと提携し、2025年1月27日から「セイムス」をはじめとするドラッグストアにおいて、デリバリーサービス「Wolt」を通じた日用品・一般用医薬品(第1類医薬品を除く)の即時配達サービスを開始した。

まずは試験運用を行っていた都内2店舗を加えた都内15店舗で開始し、今後は都市部を中心に、地域の人々のニーズに応じて順次店舗を拡大していく。

昨今、オンラインで注文を受け付け、数十分以内に日用品や食品を配達する「クイックコマース(即時配達サービス)」の需要が拡大している。特に、“注文したらすぐ届く“という時間効率のメリットから、都市部を中心に子育てや介護などで買い物に行く時間を取りにくい生活者の間で需要が高まっているそうだ。

こうした中、富士薬品グループが展開するドラッグストア・調剤薬局「セイムス」においても「クイックコマース」の需要の広がりに対応すべく、デリバリーサービスを展開する「Wolt」と提携することとなったそうだ。

利用者は、ス「Wolt」を通じてのWebやアプリから「セイムス」を選択し、商品を購入すると、通常30分程度で配達される。取扱商品は、日用品、医薬品(第1類医薬品を除く)となる(商品は即時配達サービス対応店舗により異なる)。対応店舗は、中央区1店舗、世田谷区6店舗、豊島区3店舗、渋谷区4店舗、大田区2店舗、板橋区1店舗となる。

なお、「Wolt」は、2022年より米「DoorDash」の国際部門として事業展開している。「DoorDash」は世界30カ国以上で事業を展開しており、このうち28カ国において「Wolt」のブランド、プロダクトで事業を行っている。日本では2020年3月から広島県で始まり、現在は24都道府県で展開している。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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