2025年6月26日7:40
ユーシーカード(UC)は、Study Valley(スタディバレー)が運営する探究学習支援プラットフォーム「TimeTact」において、高校生向けの金融経済教育コンテンツ「キャッシュレス社会の未来 ~高校生が考える新しい決済サービス~」を公開した。
2022年度より高等学校で必修化された「総合的な学習(探究)の時間」では、生徒が自ら課題を見つけ、探究的に考えながら学ぶ力を育むことが求められている。このような学びを支援するため、スタディバレーでは「TimeTact」を提供し、教員の負担軽減とともに、企業と連携した実社会に基づく学習機会を創出している。
UCはクレジットカードの発行をはじめ、個人・法人向けの決済サービスを提供している。現在、日本ではキャッシュレス化が急速に進んでおり、2024年の個人消費におけるキャッシュレス比率は、政府目標を前倒しで達成し42.8%に達した。利便性が高まる一方で、不正利用などの新たな課題も浮き彫りになっており、キャッシュレス社会に対する正しい理解が求められている。
こうした背景を踏まえ、UCは、若年層がキャッシュレス社会の仕組みや課題を正しく理解し、主体的に考える力を育むことが重要であると考え、「TimeTact」を通じて、キャッシュレスをテーマにした教育コンテンツを提供し、次世代の育成と社会課題の解決に貢献することを目指しているそうだ。
UCは、クレジットカード業界として初めて、「TimeTact」に高校生向けの課題を提供する。教育支援の一環として、高校生が「決済」や「お金の使い方」について主体的に考える機会を創出し、将来の生活設計や社会参画への意識を高めることを目指す。
同取り組みは、高校生がキャッシュレス社会の仕組みや課題を理解すること、創造的な解決策を導き出す力を育むこと、さらには金融リテラシーの向上が期待できる。また、企業の視点や実務的な考え方に触れることで、キャリア形成や社会との関わり方についての意識醸成にもつながるそうだ。
UCにとっても、若年層との接点を持つことでブランド認知度の向上や将来的な人材採用への波及効果が期待され、持続可能な社会の実現に向けた企業の責任を果たす重要な取り組みと位置づけているそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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