2026年5月1日8:14
テレビ通販専門チャンネルを運営する大手2社が、それぞれ開局25周年と30週年のアニバーサリーを祝う大型キャンペーンを展開している。特設サイトを設けて初のポイントクラブ制度を立ち上げたり、大規模なクーポンを提供したりと、工夫を凝らしたキャンペーンを行う。両社ともWEBへの誘導を意識した施策が特徴で、オンライン限定での申し込みや参加応募フォームなどで訴求。デジタルを活用した様々な取り組みを通じ、アプリの利用やWEBを通じた購入などを促す。
記事のポイント! ①QVCジャパンが期間限定のポイントプログラム ②顧客との「繋がり」をより深化 ③会員制度全体を段階的に見直しへ ④「ショップチャンネルカード」はキャッシュバックで訴求 ⑤ステージアッププログラムも展開 ⑥「サプライズBOXキャンペーン」でWebに誘導 ⑦テレビとWEBやアプリとの連動が喫緊の課題
QVCジャパンは初のオンライン限定ポイントプログラムを新設
2000年6月設立のQVCジャパンは今年、アニバーサリーイヤーを迎えた。開局25周年を記念してさまざまなイベントやキャンペーンを実施しており、1月からは毎月25日が全品送料無料になるキャンペーンを実施。4月には本社を置く千葉市の幕張メッセで、メーカーやブランドが集結した大規模なアニバーサリーフェスタを開催した。
25周年特別企画として立ち上げたのが初のオンライン限定ポイントプログラム「QVCポイントクラブ」で、25年4月から12月までの期間限定となる。商品購入だけでなく、サイトやアプリへのアクセス、ブランドのお気に入り登録、LINEアカウント連携、メールマガジンの受信設定など、さまざまなアクションをポイント提供対象とする。購買に留まらない日々の体験型交流にもポイントを付与することは、同社としては初の試みとなる。

例えば「アプリウェルカムポイント」や「LINEアカウント連携」、「メールマガジン受信設定」がそれぞれ500ポイントというように、さまざまなコンテンツとつながるだけで多くのポイントを取得できる。こういったアクションポイントの付与は1日1回となる。WEBサイトでの商品購入には100ポイント、アプリでは200ポイントを付与し、両方で購入した場合はアプリの200ポイントが適用される。貯めたポイントは、買い物に使える「QVCマネー」への交換が可能となる。
デジタルプラットフォームを通じて顧客との「繋がり」をより深化させるために、ポイントクラブはWEBサイトかアプリどちらかのオンライン会員限定なのが大きな特徴だ。本来はテレビショッピング企業であるものの、従来のテレビを視聴し電話で注文する手法ではこのポイントクラブの恩恵は享受できない。アニバーサリーを機に、WEBやアプリの会員獲得を拡大したいという狙いが見てとれる。

同社は現在「QVC SHOPPING CARD」というQVCでのショッピング専用カードを展開している。分割払いやリボ払いも可能だがあくまでもQVCだけで使えるハウスカードで、他社では利用できない。特典として購入回数に応じた3段階のステージアッププログラムを提供しており、購入金額は関係なく回数のみがステージアップの条件となる。
ところが、すでに2025年3月末時点で「QVC SHOPPING CARD」の新規入会受付を終了。ステージアッププログラムについても、2026年9月末日をもって終了させる。こういった流れや「QVCポイントクラブ」の発足などから、同社が会員制度全体を段階的に見直し、効果的な施策を模索しているとの見方もできる。顧客の反応によっては、「QVCポイントクラブ」の期間延長もありそうだ。
キャッシュバックやクーポンで訴求するジュピターショップチャンネル
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