2026年8月31日8:00(JST)
LTVを高め、利用者の人生丸ごと経済圏できる理由とは?
【日本】三菱 UFJ 銀行は、2026年8月26日に記者説明会を開催し、ライフステージ総合金融サービス「エムット」における新たな取り組みとして、富裕層向け会員組織「エムットExcellent Club」を2027年3月にリリースすると発表した。同会見には三菱UFJニコス 代表取締役社長 角田典彦氏も登壇し、三菱UFJ銀行と三菱UFJニコスが共同開発した、ステータスを証明する特別なクレジットカードである「エムット Excellent Club カード プラチナアメリカン・エキスプレス・カード」を披露した。

三菱UFJカード発行は100万件規模 富裕層向けサービス、デジタル相続PF発表
三菱 UFJ フィナンシャル・グループ(MUFG)が展開する「エムット」は、これまで三菱 UFJ 銀行アプリのリニューアルや新ポイントアッププログラムのリリースなど、利便性・利得性の向上に取り組んできた。
その成果として、25年度は24年度からの比較として、三菱UFJ銀行の口座開設は100万口座突破(前同比1.5倍)、三菱UFJカード発券数約100万件規模(前同比1.8倍)、三菱UFJeスマート証券仲介口座開設数7.8倍、ウェルスナビ預かり資産2.1兆円となった。
エムットは開始当初はグループ一体での利得性と利便性を強化してきた。第二弾は、デジタルバンク開業や主要施策のリリースにより利便性と利便性をさらに強化していくという。例えば、共通IDやエムットポイントなどとなるが、今回、富裕層向けサービスと、デジタル相続プラットフォームを発表した。
国内最大級の預金・顧客基盤 会員の2%で5割の預かり残高を占める
「エムット」は、「つかう」「たまる」「ふやす」「つなぐ」の4つの領域があり、利用者の豊かな人生の実現を生涯にわたって支援するサービスだ。今回の富裕層向けサービスで「つかう」「たまる」「ふやす」をさらに強化し、デジタル相続プラットフォーム「エムットそうぞく」のリリースで「つなぐ」まで網羅することが可能となる。
MUFGは87兆円と、国内最大級の預金・顧客基盤を誇る。富裕層ビジネス領域の外部環境として、預金金利引き下げ競争が激化しており、プラスαの価値が求められる。MUFGでは、国内最大級の預金基盤を生かした戦略として、富裕層向け会員組織「エムット Excellent Club」を位置づけており、MUFGの富裕層戦略の中核となるそうだ。
「エムット Excellent Club」は、預かり資産の多い顧客のみで構成される会員組織だ。預金残高3,000万円以上の顧客が中心となり、会員数75万人以上、預かり資産50兆円となるそうだ。この顧客は2026年6月時点で同社口座の2%の割合だが、預かり資産約100兆円のうち5割を占める。
入会形式には「オプトアウト方式」を採用し、入会資格を満たす人を順次招待する運営を予定している。入会資格は、本人会員が三菱 UFJ銀行預かり金融資産残高が3,000万円以上、または三菱 UFJ 銀行の資産運用残高1,000 万円以上となる。また、家族会員は、本人会員の配偶者および3親等以内の個人の利用者となる。入会金と年会費は無料だ。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ執行役専務 リテール・デジタル事業本部長 兼 グループCDTO 山本忠司氏は、今後の展開として、共通IDを展開するとともに、MUFGグループの残高合算で判定する構想を挙げた。
会員専用リモートアドバイザリー提供 「エムットそうぞく」を 2026 年度下期にリリース
「エムット Excellent Club」では、後述する「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス・カード」をはじめ、金融・非金融の垣根を超えた特別なサービスを提供していく予定だ。
会員専用リモートアドバイザリーは、MUFG の総合力を活かし、三菱UFJ銀行、三菱 UFJ信託銀行、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の厳選された専門家のみで構成された会員専用リモートプレミアムアドバイザリー「エムットExcellent Brains(エクセレント ブレインズ)」をリリースする。特徴として、各領域を代表する厳選された金融の専門家により、総合病院の専門医に直接アクセスできるような感覚を提供する。また、ファイナンシャル・プランニングの三菱UFJ銀行、資産運用の三菱UFJモルガン・スタンレー証券、財産管理・相続、不動産の三菱UFJ信託銀行など、幅広く各領域を代表する専門家に相談できる。加えて外部の税理士法人とも提携することで、税務に関する相談も受けられる体制を整える。さらに、業界をまたいで相談したい専門家を利用者自身が選択可能だ。
また、会員限定で、業界最高水準の預金金利優遇プランの提供を目指す。ウェルカムセレクションは、投資信託と円定期預金をセットで申し込んでもらうことで、円定期預金に上乗せ金利を提供するプランだが、上乗せ金利幅がさらに大きな「エムット Excellent Club」会員限定プランを用意する。外貨定期優遇プランは、円貨からの預け入れ限定の外貨定期優遇プランだが、会員であれば、上乗せ金利幅がさらに大きくなる。退職金円定期金利優遇プランは、退職金を含む新規資金で作成した円定期預金の金利を優遇する。
さらに、住宅ローン、自動車ローン、カードローンといった、三菱UFJ銀行からの借入金利にも会員限定の特別の優遇金利を提供する。本人会員に加え、家族会員についてもライフステージに伴い発生する借入ニーズに対して金利優遇を通じて支援する。
銀行窓口に関しても優先来店・相談予約枠を提供する。また、会員向けの上質な専用封筒、紙袋も使用するそうだ。
会員資格の家族承継機能では、本人会員の逝去後1年間は、家族会員であれば入会資格を満たさずとも会員として各種サービスを利用可能だ。
特別な体験の提供では、手に入りづらい人気スポーツ観戦イベントのVIP席招待や、美術館・博物館の貸し切りでの学芸員帯同の説明に加えて、上質な旅行プランやさまざまな文化に触れる特別な体験価値を提供する。
さらに、リロクラブとの業務提携を通じて、グルメ、ホテル、旅行など、全国20万種もの優遇・割引サービスを提供する「エムット Excellent Club クラブオフ」を利用可能だ。
「MUFG のエムット Excellent Club」への拡大に伴い、三菱 UFJ 信託銀行が運営する「三菱UFJ 信託銀行 エクセレント倶楽部」を統合・再編する方針だ。「MUFGのエムット Excellent Club」のなかに、三菱 UFJ 信託銀行の強みであるシニア領域に特化したサークルとして、「エムット Excellent Club シニア版」(仮称)を創設する。次年度以降、一部機能から段階的に統合を進めて、2028年度までに完全な統合・再編を目指す。
さらに、デジタル相続プラットフォーム「エムットそうぞく」を 2026 年度下期にリリースする。「エムット相続」は、三菱UFJ銀行と三菱 UFJ 信託銀行が商品の開発・提供をそれぞれ担い、相続に関する情報整理から家族との対話、具体的な準備・手続きまでをデジタル上で総合的に支援し、本人の大切な資産や想いを家族へ円滑につないでいくことを目指すという。
当日は、角田氏が登壇し、「エムットExcellent Club カード プラチナ」の魅力について紹介した。
プラチナで入会・年会費無料の理由 銀行預かり残高連動型クレカ、アメックス提携3サービス提供
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