2011年11月22日12:30
ソフトエイジェンシーは、2011年11月21日、暗号化オンラインストレージ「VG-Sync」上のファイルをブラウザだけで管理できる「VG-Sync Webクライアント」を正式にリリースした。
ユーザーは、VG-Sync Webクライアントを使えば、暗号化されたオンラインストレージ(VG-Sync)にファイルをアップロードすることで、パスワード付きの公開ダウンロードリンクを作成することができるほか、ダウンロード回数の制限や、公開期間の設定もでき、安全に大きなサイズのファイルの受け渡しが可能となる。一般のオンラインストレージに対しては、セキュリティの不安を感じている人も多いが、クレジットカードなどのペイメントカード業界でのセキュリティ基準「PCI DSS」に対応した暗号化アプライアンスを用いて、ユーザーそれぞれに専用の仮想環境をクラウド内に用意している。
特徴としては、事業継続のためのファイルバックアップを暗号化して遠隔地で管理できる。また、バックアップ目的だけでなく、遠隔地との共同作業を実現するオンラインワークスペースとしても利用可能だ。さらに、ユーザーごとに仮想するマシンを提供しており、暗号化キーもユーザーごとに異なる。管理権限(root)でもファイルを閲覧することができないため、安心してファイルを保存することができるという。
加えて、VG-Syncのサービスを支える暗号化アプライアンス「Vault-GENERAL」により、「セキュアなファイル共有」「アクセスコントロール」「透過的な暗号化」「SMB、SSHFS、SFTPなど、標準プロトコルでのファイルアクセス対応」「大容量のデータの安全なファイル転送」「root権限のアクセス制限」など、インターネット上でファイルをやりとりするための、さまざまな機能を提供するという。
VG-Syncのサービス価格(税抜)は、初期費用無料で、プロ(50GB)が月額8,000円、エンタープライズ(100GB)が月額 1万6,000円(2011年12月申込分まで1年間無料)、コーポレート(200GB)が月額 3万円、アルティミット(400GB)が月額 4万8,000円となる。