2012年2月17日9:00
アジア圏をのぞく世界のインターネットユーザの約半数を獲得したFacebook。今後会員の伸びはスローダウンするとみられている。
だが、市場公開後のFacebookにとって、成長戦略は必須となる。今後なにを牽引車にするのだろうか。
2011年Facebookの総収益は37.1億ドルで前年対比88%伸びた。それを5年後に1,000億ドルにするためには、毎年100%伸ばさなければならない
Facebookの収益源は広告収入と決済関連収入の2つのセグメントである。これらを拡大するために、モバイルとハイパーローカルをキーワードにした。
Facebookのモバイルユーザ数は現在4.25億人。今春公開前に、これらの人たちを対象に広告配信をして行く予定だ。
もうひとつがハイパーローカル広告。Facebookは郵便番号レベルのターゲティングができるサービスを昨年9月にスタートした。
これを使えば、近隣エリアをターゲットにしているローカルのスモールビジネスも効率的なマーケティングができる。
Facebookは成長戦略にモバイルとハイパーローカルというキーワードをすでに組み込み、着々と飛躍の基盤を固めている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。