2012年9月1日9:00
PayPalの地上戦略がますます加速している。米国で700万加盟店を保有するディスカバーカードと提携した。
PayPalの米国会員5,000万人はディスカバーカードの加盟店でPayPalカードやPayPalモバイル決済が利用できるようになる。
スタートは2013年。将来的には世界のディスカバーカード加盟店でも利用できるようにする。
ディスカバーカードの加盟店は端末を改修する必要なく、PayPal決済を受付けることができる。
PayPalはプラスチックカードを会員に発行。このカードをディスカバーカード加盟店で使えば、PayPalのオンライン決済で登録しているクレジットカードやデビットカード、あるいはプリペイドのPayPal口座とシームレスに連携し決済が完了する。
当然つぎのステップとしてNFC非接触決済を視野に入れている。
ディスカバーカードはGoogleウォレットの新バージョンにいちはやく手を挙げている。ディスカバーカードの加盟店でも非接触化を積極推進するはずだ。
そうなれば、PayPalが狙うモバイルウォレットもディスカバーカード加盟店で利用できるようになる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。