2025年3月4日7:20
マルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」などを展開するネットスターズは、オンラインとオフラインを融合させたマーケティング手法であるOMOを店舗向けのDXソリューションとして提供するビジネスに力を入れている。レジ業務を無人化・省人化できるレジレスソリューションをファストフード店やカラオケ店、フィットネスジムなどに導入し、キャッシュレス化と業務の効率化を支援している。(決済・金融・流通サービスの強化書2025【PR】)
「StarPay」が好調、
国内外のキャッシュレス決済支える
ネットスターズは、2015年のQRコード決済事業開始から、日本のキャッシュレス化の推進役を果たしてきた。決済ゲートウェイ「StarPay」は、国内・海外ブランドを含めて業界トップレベルの30種類以上に対応するQRコード決済をはじめ、クレジットカード、電子マネー、共通ポイントを一括で店舗・企業に導入できるソリューションだ。
国内の流通額は1.5兆円(2024年)を超え、アカウント数50万超。年々成長しているにも関わらず、システムも安定しており、高い決済処理成功率を誇る。日本だけでなく海外でもクロスボーダーでのキャッシュレス決済サービス提供に取り組んでいる。店舗での対面決済に強いが、最近はオンライン決済もDXやBtoB(企業間)決済に絡んで増えている。
ネットスターズが決済サービスに加えて取り組んでいるのが店舗向けDXの推進だ。ネットスターズ 事業統括本部OMO推進部シニアマネージャー 宮城耕平氏は「多くの企業が直面するDXの課題に対するソリューションを提供しており、この3年で多くの実績が出てきました。店舗のOMOに関わる案件が多く、この分野に狙いを定めていきたいと考えています」と話す。
カラオケ店やフィットネスジムなど
カウンター業務をセルフ化
2024年末には、全国的な人手不足のなか高品質なサービスを維持するためDX化を促進している「カラオケルーム歌広場」に、セルフ精算システムを提供し、店舗での精算業務の省人化を支援すると発表した。セルフ精算システムは、利用客が会計伝票に記載されたバーコードをタッチパネル式のKIOSK端末にかざして読み込ませ、支払い明細を確認し、決済方法を選択して支払いができる。利用できる決済方法は、各種QRコード決済、クレジットカード※、電子マネー※、現金。精算業務を無人化する一方、サービス向上に時間と手間を費やせるようになった。※一部利用できない店舗あり
これまでサービス提供の過程で有人対応してきた部分を無人化するには、その業務内容を分解して端末で対応していく必要があるが、ネットスターズは決済とDXソリューションをあわせて提供しているため、既存システムとの連携や、業態、オペレーション内容に応じた柔軟なシステム導入・運用が可能だ。宮城氏は「ネットスターズのセルフ精算システムは、アミューズメント施設やフィットネスジムなどスペースレンタルを行う業種と相性がよく、店舗運営業務の省人化・効率化が図れています」と話す。
OMOの入り口としてKIOSK端末導入、
次のステップでモバイルオーダーも
リアル店舗の経営課題のひとつに人手不足があり、そのソリューションとして、OMOビジネスの競争が始まっている。宮城氏は「ネットスターズの強みは、開発力です。OMO支援をパッケージで提供するのではなく、お客様のニーズやオペレーションに応じて自社開発し、カスタマイズしたものを提供しています。お客様が抱えている課題を伺い、最適なソリューションをシステムで提供し、共に業務効率の改善に取り組んでいます」と話す。
また、ネットスターズは中国に拠点を持ち、現地の最新のトレンドが入ってくることもアドバンテージになる。OMOのトレンドに関しても、中国では日本より先行してスマートフォンアプリを使ったモバイルオーダーが一般的になった。デリバリーに関しても個人宅配送だけでなく、スマートフォンを使って位置指定を行う、自宅以外の場所への日常的な飲食物配送が浸透している。いち早くスマホ決済が普及した中国ではオーダーから決済まで現金の取り扱いがない世界が実現している。
宮城氏は「日本では、注文・会計業務をKIOSK端末に任せてセルフ化し、スタッフの業務効率を高めるケースが増えてきました。世間にモバイルオーダーが浸透した段階で、次のステップとしてアプリを使ったモバイルオーダーの導入が望ましいと考えています。人件費を考えると費用対効果は高いです」と話す。
さらに、ネットスターズのOMOビジネスは、決済分野での強みを活かしたクロスセル効果を生み出している。2025年1月より、「吉野家」のテイクアウトスマホ予約に「StarPay」を提供した。テイクアウトスマホ予約に事前決済を導入したことで、テイクアウト客の利便性を向上し、店頭業務の省人化・効率化を実現した。
宮城氏は「ネットスターズの決済を採用していただいているお客様にOMO支援をすることもあれば、吉野家様のケースのように、OMOの支援の中で、キャッシュレス決済を導入しようとなったときに、ネットスターズの決済サービスを入れていただくこともできます。自社でシステム開発している強みを活かし、レジ業務の省人化・効率化を図りたい事業者の方を支援していきます」と意欲を示している。
お問い合わせ先
株式会社ネットスターズ
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