2013年10月12日9:00
ウォールストリートを占拠せよ。2011月9月にスタートした抗議運動が2年を迎えた。背景は政府の金融機関救済と富裕層への優遇措置に対する批判である。
特に20代前半の若年層は4割が職にありつけない状態になっている。そこでこのたび、彼らを決済で救済しようという動きがでてきた。
占拠カード(Occupy Card)というプリペイドカードを発行しようという計画だ。発案者はコーネル大学の法律学者や前ドイツ銀行幹部など。
銀行口座をもっていない人たちのために、プリペイドカードを発行し、義援金や手当を支給する。とともに、占拠(Occupy)というブランドを金融サービスブランドとして認知させようという狙いだ。
政治的な理念がカードブランドとして確立するか。むずかしいところだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。