2013年10月15日16:16
楽天は、スマートフォンを使った共通来店ポイントサービス「スマポ」を提供するスポットライトを買収し、完全子会社化することになったと発表した。買収額については 公表していない。
スポットライトは、2011年9月よりスマートフォンのアプリを利用した国内初の来店自動検知型の共通ポイントサービス「スマポ」を提供しており、現在はアパレル、商業施設、百貨店、スーパーマーケットなどの小売店鋪を中心に23都道府県の約700カ所、約90ブランドにサービスを導入している。
同サービスを利用するユーザーは、「スマポ」の提携加盟店に来店し、専用アプリでチェックイン操作するだけで、商品の購入に関係なくポイントを獲得可能だ。また、貯めたポイントは、加盟店が発行する商品券や食事券に交換して利用することができる。加盟店は、付与するポイント数を設定できるとともに、実際に来店したユーザー数分の成果報酬型の負担となるため、より費用対効果の高い集客をすることができるという。
楽天では、同社グループが保有する国内最大級のネット会員基盤を活用し、「スマポ」の送客力強化と加盟店拡大を行っていく。また、スポットライトが「スマポ」加盟店に提供している来店検知プラットフォームを活用し、新たに楽天グループの会員を実店舗へ送客するサービスの展開を検討しており、O2O(Online to Offline)事業を一層強化していく方針だ。