2013年12月10日9:13
付加価値の高い会員限定の優待サービス「CLUB OFF(クラブオフ)」
カード会社と連携し各クレジットカードの特性に合ったメニューを開発
リラックス・コミュニケーションズは、カード会社と提携し、クレジットカードの会員に対し、国内宿泊、海外宿泊、レジャー、スポーツ、ショッピング、育児・介護サービスが優待価格で利用できる「CLUB OFF(クラブオフ)」のサービスを展開している。CLUB OFFのサービスが付帯されたカードの会員は、毎日の暮らしや余暇に役立つ多彩なサービスをメンバー限定の会員優待料金で利用可能だ。
7万5,000の施設と提携
20~30社のクレジットカード会社にサービスを提供
福利厚生サービス「CLUB OFF(クラブオフ)」は、企業・法人・団体が契約する法人会員制クラブだ。現在、7万5,000の施設と提携。カード会社に対しては、クレジットカードの付帯サービスとして提供しているが、「カード会社との提携については、弊社が最も採用されています」(営業企画ユニット 佐藤 航氏)
システム提供先は、銀行や保険、通信など、約200社あるが、その中でカードの案件は20~30件。ビジネスカードやプレミアムカード等、年会費が有料のカードにサービスを付帯するケースが多いそうだ。また、富裕層、ファミリー層など、各カード会社の会員のニーズに沿ったサービスを提供できるのも強みとなる。昨今では、20代など若年層の会員獲得を強化するカード会社が多く、それに合わせた提案を実施。そのほか、国際ブランドでもプラチナ向けの会員サービスを拡充しており、同社が黒子となりサービスを提供しているそうだ。
各クレジットカードの番号をシステムに同期可能
他社に比べて安価なシステム利用料で提供可能
佐藤氏は、福利厚生サービスに加え、カード会社の要望に合わせ、カスタマイズできるシステムも弊社の強みです」と口にする。
例えば、福利厚生をベースにデータベースを開発すると、カスタマイズが難しいという課題があるが、「カード会社の顧客データベースをクラブオフに同期していただきますが、その際に券面にある番号を採用可能です。従来のカード会社の仕組みでは、システム的に汎用化が難しかったですが、それに合わせた会員システムを独自開発しています」と説明する。また、同期する番号はクレジットカードの16ケタの番号や有効期限とは異なるため、カード情報の漏えいのリスクもない提案も可能になる。
「プラットフォームとして活用していただくためのシステムは、競合他社に比べて安価に提供できるのも強みとなっています」(佐藤氏)
5年間で提携先を50社まで拡大へ
エリアに特化したメニューやサービスを提案へ
佐藤氏は、「当面の目標として、この5年で提携先を50社まで伸ばしたいです。カード会社もターゲットを細分化したカードを発行していますが、それに対応できる体制を整えていく方針です。最近では、仕入れのメニューを開拓できる人員を拡充しました。また、地方企業でもカード会員などへのCRMサービスを提供する企業が増えてきましたので、エリアに特化したメニューやサービスを提案していきたいです」と意気込みを語った。
取材(2013年11月):ペイメントナビ編集部 ペイメントナビゲーター 池谷貴