2015年8月3日17:54
NEC ネッツエスアイ(NESIC)は、このほど、ポイントカードにも利用できる高セキュリティ型の電子スタンプ「PlusZone/Stamp(プラスゾーン・スタンプ)」の販売を開始したと発表した。
PlusZone/Stampは、小型の電子処理装置となる。実際のスタンプ同様に持ち運びでき、スタンプそのものの使い勝手でスマートフォンの画面に捺印を行うとともに、そのデータを収集することが可能になる。また、1台から導入できることから初期費用が抑えられる点も大きな特徴となる。スタンプの導入が 1 台 1万円から可能(データ収集等の運用サービスが月額 5,000 円/店舗)で、ボリュームディスカウントにも対応している。
また、500万パターン(発売開始時点、今後拡大可能)に及ぶスタンプ識別のための配列を用意し、同じ配列のスタンプの製作は1つに限定することから、高いセキュリティを担保できる点が大きな特徴となっているという。これにより、クーポンの消込みやスタンプラリーのみならず、従来電子スタンプではサービス化しづらかったポイントカードのような継続的にメリットを受けられるサービスにも適用することができるという。また、形状や押し心地も従来の物理的スタンプに極めて近いという。
PlusZone/Stamp では、スタンプを押すたびに、利用者の来店・来場データを収集するため、同データを分析することで効果的なプロモーション戦略の立案が可能だ。収集したデータは、NESIC のデータセンターにて預かり、運用・分析を行う。
なお、PlusZone/Stamp は、すでに2015年 4 月より、福岡を本拠に食肉・飲食店業を展開する明治屋産業でトライアル利用を実施。同実績も踏まえ、まずは、小売・サービス業をメインターゲットに PlusZone/Stamp の拡販を進め、2 年で 1万店舗への採用を目指す。