2016年3月8日0:40
■株式会社ネットプロテクションズ
「NP後払い」のノウハウをB to B企業に適用した「FREX B2B後払い決済」
現金集金を撤廃できる訪問サービス向けの「NP後払いair」も提供
利用者にとって安心・便利な“後払い”。しかしこれを導入する企業にとっては、請求書発行や督促に伴って増える業務負荷をいかに吸収するか、未回収リスクをどのように回避するかなど、乗り越えなければならない課題も多い。そこで、これらの課題を解決するサービスとして、ネットプロテクションズは2002年よりB to CのEC・通販に照準を当てた後払い決済代行サービス「NP後払い」を提供し、これまでに年間1,000億円を超える流通金額を誇り、2万3,000店、7,000万人の利用実績を上げてきた。同社はさらに、ここで培ったノウハウを生かし、B to B、および、訪問サービス業を対象とした「FREX B2B後払い決済」「NP後払いair」を展開。より多くの企業の後払い決済をサポートしている。
「NP後払い」のノウハウを活用
「FREX B2B後払い決済」が第二の柱に
「通販で買い物をするとき、クレジットカード番号を入力するのはなんとなく不安だし、わずらわしい。かと言って代引きは、そのときに手持ちがないと受け取れないので、不便。商品を受け取ってから、都合の良いときに近くのコンビニや郵便局で代金を支払いたい」そう考える人は少なくないだろう。
しかしこうした後払い決済は、通販企業側からすれば、請求や督促にかかわる手間やコスト、さらには未回収のリスクなど、導入に当たって解決しなければならない課題も多い。
ネットプロテクションズが提供している「NP後払い」は、このような企業の課題を解消するサービスとして急速な広がりを見せている。ネットプロテクションズが請求書の発行や督促業務を代行し、利用者の支払い状況にかかわらず、代金を立て替えて入金するので、企業は業務負荷を最小限にとどめつつ、未回収リスクなく後払い決済サービスを導入することができる。B to CのEC・通販に特化したサービスだが、これまでに1万6,000社、2万3,000店、7,000万人の利用実績を上げており、年間の流通金額は1,000億円を超えている。
一方、法人に向けて商品やサービスを提供するB to Bにおいても、後払い決済代行サービス利用のニーズは高い。もともとB to BはB to Cと比較してクレジットカード払いの比率が低く、請求書発行後の後払いが一般的な決済手段なのだ。しかしB to BはB to Cよりも取引金額が大きかったり、「月末締め翌月末払い」などといった企業特有の条件があったりと、「NP後払い」ではカバーしきれないケースが多かった。
そこでネットプロテクションズでは2010年10月から「NP企業間決済」の名称でB to B向けのサービスを開始。2014年8月にはこのサービスの名称を「FREX B2B後払い決済」と改めて、より一層、ユーザー拡大に力を入れている。
他社の追随を許さない
“買い手フリー”の使いやすさ
「FREX B2B後払い決済」の特徴であり、他社サービスと比較した圧倒的な強みは、同社が言うところの“買い手フリー”の使いやすさ。つまり、買い手側の企業には会員登録や決算書など各種資料の提出を一切求めず、企業名、所在地、電話番号、メールアドレス、今回の取引金額といった売り手企業が持っている情報のみで審査を行うのだ。審査終了までは最短で5分。これは、「NP後払い」で培われたデータベースとノウハウが基盤にあるからこそ、可能になったものだ。しかも審査通過率は、実績ベースで98%に達している。
「FREX B2B後払い決済」の導入企業は約700社、累計利用企業数は50万社に上っているが、この数は現時点で、類似のサービスを提供している企業の中で秀でて多いわけではない。しかし流通金額で見ると、同社の優位性は明らかに高いという。
「ユーザー数と比較して流通金額が多いということは、サービスの使いやすさを評価していただいていることの証明だと認識しています」(ネットプロテクションズ B to Bグループ セールスマネージャー 小猿雄一氏)
「FREX B2B後払い決済」の利用限度額は1社当たり30万円/月、サービス手数料は3~5%、月額基本利用料は0~1万2,000円、請求書発行・送付料金は1通当たり90円。ただし商品ジャンルや販売価格などによってリスク・コントロールの難易度が異なるため、個別に提案し、決定している。
近年は類似のサービスを同社より安価なサービス手数料で提供する企業も現れている。同社のユーザーがそちらに移ることもあるのだが、しばらくしてまた戻ってくるケースも多く見られ、こういったことからも、同社のサービスの使いやすさが高く評価されていることがうかがえる。
「“買い手フリー”であることが、ユーザー企業の業務負荷削減に大きく貢献しています。会員登録や提出書類が必要だと、その手続きに関する問い合わせが増えて業務が煩雑になり、サービス手数料が多少、低減したとしても、サービス利用のメリットを感じにくいようです」(小猿氏)
取扱額も順調に増えており、「FREX B2B後払い決済」に名称を変更した2年前からは前年比180~200%の勢いで伸びてきた。「NP後払い」同様にBtoB向けのEC・通販企業の利用が多いのはもちろんだが、そればかりではない。
特に利用が増えているのは、営業先を広げることに注力したい、伸び盛りのベンチャー企業。社内SNSを提供し、導入企業数が20,000社以上と成長を続けているトークノートもその1つだ。トークノートでは売上が拡大し請求件数が増加しているが、同サービスを利用することで管理部門の人員を増やすことなく対応できているという。
また、同社が今、注目しているのが、飲食業界だ。飲食業に食材や各種資材を納入したり、求人広告を請け負っていたりする企業に同社のサービスを提供することによってリスクをヘッジし、取引の活性化を支援したいとしている。
ほかにも、月額制やユーザー当たりの課金で運営されているWEBサービス、新規事業への進出を図る大手企業などからの引き合いが多く、ユーザー数は1~2年後に現在の倍に届くと同社では見込んでいる。
■お問い合わせ先
株式会社ネットプロテクションズ
〒104-0061 東京都中央区銀座1-10-6
銀座ファーストビル4F
TEL:03-5159-7882
メール np-info@netprotections.co.jp
URL http://corp.netprotections.com/index.html