2017年1月17日12:21
ジェーシービー(JCB)と、電通国際情報サービスのオープンイノベーションラボは、 このほどAI(人工知能)を活用したチャットbotで海外観光ガイドを提供するカード業界初のサービスを開発したと発表した。2017年1月23日~1月27日まで、日本から米国シリコンバレーを訪問する旅行者を対象に実証実験を実施する。
チャットbotとは、利用者とのチャット上でのコミュニケーションを、AIを用いて自動で行うプログラムまたはサービスのこととなる。今回開発したサービスは、観光地や商業施設などをガイドする各種情報を、チャットbotを通して旅行者に提供するもの。旅行者は、LINEおよびFacebook Messengerのチャットから質問を投げかけるか、メニューから調べたい情報を検索することで、回答を得ることが可能だ。また、旅行者の入力内容を元に、観光地や商業施設側からプッシュ型で旅行者に情報発信する機能も実装しており、旅行者の回遊や消費行動を促す。
なお、1月23日から実施する実証実験は、どうサービスが利用者の行動に与える影響および利用者の満足度の測定と、運用面での課題抽出を目的に実施するという。