2012年6月28日18:45
富士通システムズ・ウエストは、2012年6月27日から、携帯電話やスマートフォンの非接触ICカード技術を利用したクラウドソリューション「エフピタ」を販売開始すると発表した。
同ソリューションは、店舗等を保有するサービス業者が顧客への販売促進として、モバイル端末のFeliCa機能を利用して、来店ポイント・クーポン・特典交換などのサービス提供と顧客情報のデータ収集・分析を同時に実施でき、見込顧客管理や来店分析など他のSaaSソリューションと組み合わせたデータ連携を可能とする。
また、テンプレート化により、イベント会場向け、塾や大学などのスクール向けといったさまざまな業種の顧客に利用してもらうことができ、将来的にはライフログビジネスへの展開も可能としている。
さらに、オプションとしてSalesforce CRMやクラウド型BIサービス「SAP BusinessObjects BI OnDemand」などと連携し、見込顧客管理、顧客来店分析なども可能だ。
同社では、今回のシステムを高知に富士通四国システムセンターを保持しクラウド基盤で提供しているスマートフォンソリューションの実績と、流通業向けシステム構築の実績やノウハウをもとに開発したという。
なお、初期導入費用は1企業当り1万円から、月額基本料金は1店舗あたり月1万5,000円(初店舗)、2店舗目以降は月5,000円からとなる。同社では、2012年度末までに250店舗の導入を見込む。