2012年10月23日20:56
ヤフー(Yahoo! JAPAN)とソフトバンクテレコムは、O2O(Online to Offline)ビジネスで協業し、2012年10月23日から、ネットと実店舗を結びつけ、消費者の来店促進と購買を拡大させる新サービス「ウルトラ集客」を開始すると発表した。
ウルトラ集客は、「Yahoo! JAPAN」上での訴求力を生かした情報露出と、ソフトバンクテレコムが構築・運用するクーポン発券機「CouponGATE」およびクラウド上に蓄積したデータを活用したO2Oサービスである。
具体的には、Yahoo! JAPANのトップページを含むサービスページ上で、飲料・食品・日用品メーカーなどのクライアント企業の商品情報について告知を行い、商品への認知と関心を高めるとともに、店頭にある商品と交換ができるといった、クーポン情報などの特典を訴求し、実店舗への誘導を促進するという。PCやスマートフォンなどで特典のバーコードを受け取った消費者は、店舗に設置されたバーコードの読み取り・発券機「CouponGATE(クーポンゲート)」からクーポンなどの特典の引き換え券を受け取り、レジで商品と交換可能だ。
ソフトバンクテレコムは、CouponGATEを全国の大手総合スーパーをはじめ、主要なスーパーマーケットやドラッグストアなど5,000を超える店舗に順次設置し、同発券機で収集したデータをソフトバンクモバイルの携帯電話網などを通じてクラウド上に蓄積する。蓄積された顧客属性やクーポン発券、受取履歴などの消費者の行動データと、アンケートデータについてさまざまな角度から分析し、クライアント企業に有用なマーケティングデータとしてフィードバックするという。
活用例としては、新商品のサンプリング、自社店舗への集客、店頭での販促活動などが挙げられる。
なお、同サービス主体者はソフトバンクテレコムとなり、Yahoo! JAPANは共同事業者として、Yahoo! JAPANのPCおよびスマートフォンのサイト上でのキャンペーン告知をはじめとするプロモーションの運用管理を行う。