2012年11月6日19:16
ヤフー(Yahoo! JAPAN)、凸版印刷、イクスピアリの3社は、イクスピアリが開催するクリスマスイベントと連動し、インターネットとリアル店舗を結ぶO2O(Online to Offline)ビジネス”の可能性を検証する実証実験を、2012年11月15日~12月25日までの41日間実施すると発表した。
同実証実験では、 舞浜の商業施設「イクスピアリ」が開催するクリスマスイベント「イクスピアリ・クリスマス・ワンダーランド」を舞台に、ジオサービス「Yahoo!ロコ」、「地図 Yahoo!ロコ」アプリ内の新機能「施設内マップ」、スマートフォンを活用し、来場者向けにタッチラリー「イクスピアリ・クリスマス・タッチラリー」を開催するという。
「イクスピアリ・クリスマス・タッチラリー」は、実証実験の目的も持ちつつ、クリスマスのイベントを背景に、来場者が楽しみながら素敵な思い出が作れるように工夫している。同タッチラリーは、2012年から場所を変更して設置されたイクスピアリの新規クリスマスツリーを「地図 Yahoo!ロコ」の「施設内マップ」を頼りに探すというプログラムになっており、専用のアプリをダウンロードし、さらに各タッチポイントでそれぞれ設置されている凸版印刷のNFCコンテンツ配信サービス「Cylsee(シルシー)」を活用したICタグ内蔵のスマートポスターをスマートフォンでタッチまたはQRコードを読み取ると、ツリーに飾るオーナメントをスマートフォン上に収集することが可能だ。そして、ツリーにたどり着いたときに6つすべてのオーナメントが集まれば素敵なサプライズが起こるという。
3社では今回の実験により、オンライン(PCやスマートフォン)を起点としたプロモーションによる実店舗への集客効果の検証、スマートフォンを活用して施設内でのみ取得できる情報や特典などのインセンティブが購買行動や顧客満足度の向上へ与える影響の検証、「施設内マップ」やNFC技術、スマートフォンのアプリを活用した、同一施設内の回遊を目的とした新しい販促・プロモーションの仕組み成立の可能性の検証、今後のO2Oビジネスの推進に向けた調査データの収集・分析を行う予定だ。