アバターや AI 技術を活用した協業に向けた検討開始(SMBCグループ/AVITA)

2023年9月5日9:10

三井住友フィナンシャルグループ(SMBC グループ)とAVITAは、アバターや AI 技術を活用した協業に向けた検討を開始する旨の基本合意書を締結した。

現在、日本では、労働人口減少などの社会課題があり、企業が働き手不足を訴える一方で、高齢者、障害を持つ人、育児・介護に従事している人など、働きたい意志に反して働くことに困難を抱えている人々がいる。また、日本の労働生産性は他国と比べて低い水準となっているそうだ。アバターや AI 技術は人間が心理的・時間的・身体的制約を超えることを可能にする技術であり、さまざまな場所や状況でもより生産的に働く新たな選択肢となり得るとした。

また、デジタル化が進む社会においても、アバターや AI 技術を活用したビジネスの重要性は高まることが想定され、新たなビジネスチャンスとしても大きな可能性を秘めている。

AVITA は、20 年以上に渡り、人と関わるロボットやアバターの研究開発に携わってきた大阪大学大学院基礎工学研究科教授である石黒 浩氏が代表を務めており、企業ビジョンである「アバターで人類を進化させる」のもと、多様な人材が活躍できる社会を目指し、同取組をはじめさまざまな企業との協業を通じて、アバターの社会実装を進めていく。アバターオンライン接客サービス「AVACOM」の開発・運営をはじめ、ChatGPT を活用した AI アバター研修サービスやアバターワーカー派遣など、アバターや AI 技術を強みに事業を展開するそうだ。

今後、SMBC グループと AVITA は、SMBC グループが保有する幅広い顧客基盤やさまざまなビジネスに関するノウハウと、AVITAの技術力やノウハウを融合させることで、新たな社会的価値の創造を目指す。

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